2020.2.27

自宅の瓦に塗装が必要かを見分ける方法!費用や注意点もチェック

塗装が必要な瓦は、定期的にメンテナンスをおこなう必要があります。

放置しておくと雨漏りが起こる危険性もあるため、状況に合わせて塗装することが大切です。

 

この記事では、自宅の瓦に塗装が必要かを見分ける方法を詳しく紹介します。

具体的には以下の内容を解説します。

 

  • 瓦を塗装する必要があるかどうかを見分ける方法
  • 塗装が必要・不要な瓦の種類
  • 瓦を塗装する時期の見分け方
  • 瓦の塗装にかかる費用相場

 

瓦塗装の費用相場や注意点もあわせてチェックしていきましょう。

 

瓦を塗装する必要があるか見分ける方法

自宅の瓦に塗装をする必要があるかどうかは、瓦の種類で見極められます。

以下では「塗装が必要な瓦」と「塗装が不要な瓦」の種類をそれぞれ紹介します。

 

塗装が必要な瓦の種類

塗装が必要な瓦の種類は「セメント系の瓦」です。

 

セメントや砂、水を混ぜ合わせて固めて作られるセメント系の瓦は、瓦自体に色やツヤ、

防水性がないため塗装で保護する必要があります。

塗装しなければ劣化が進んで耐用年数が短くなるでしょう。

 

セメント系の瓦には、主に以下の2つの種類があります。

 

  • セメント瓦
  • コンクリート瓦

 

それぞれの特徴や見分けかたを紹介します。

 

セメント瓦

セメント系の瓦の1種類目は「セメント瓦」です。

セメントを型に流し込み固めて製造するため、さまざまな形状の瓦を作ることができます。

 

量産しても均一な形状に仕上がるので、屋根に設置した際に隙間ができにくく、

台風などでズレにくいことが特徴です。

 

セメント瓦の見分けかたは、瓦の切り口がツルツルしているかで判断します。

まっすぐでなめらかな断面であればセメント瓦です。

 

コンクリート瓦

セメント系の瓦の2種類目は「コンクリート瓦」です。

セメント瓦との違いは、瓦の表面に特殊処理がされていることです。

 

コンクリート瓦には「着色スリラー」というセメントの着色剤が塗られており、

その上にアクリル樹脂系のクリア塗装がされています。

 

着色スリラーのおかげで、防水性や断熱性、耐震性に優れていることが特徴です。

コンクリート瓦の見分けかたは、瓦の切り口がギザギザしているかで判断します。

コンクリートを割ったようなデコボコした断面であればコンクリート瓦です。

 

塗装が不要な瓦の種類

塗装が不要な瓦の種類は「粘土系の瓦」です。

粘土を原料として製造された瓦で、日本瓦や和瓦と呼ばれることもあります。

 

耐久性が高く塗装メンテナンスは不要ですが、瓦の色を変える目的で塗装をすることは可能です。

しかし経年劣化で塗料が剥がれてしまうため、10年に1度の塗装メンテナンスが必要となります。

粘土系の瓦には、主に以下の3つの種類があります。

 

  • いぶし瓦
  • 素焼き瓦
  • 陶器瓦

 

それぞれの特徴や見分けかたを紹介します。

 

いぶし瓦

粘土系の瓦の1種類目は「いぶし瓦」です。

 

粘土を瓦の形にかたどったものを窯で焼き、その後いぶして製造します。

いぶすことで炭素膜が形成され、裏も表も渋い銀色に仕上がります。

いぶし具合によって色が変わるため、それぞれの瓦に独特の風合いあることが特徴です。

 

いぶし瓦の見分けかたは、劣化すると銀箔が取れて瓦表面が黒くなることで判断します。

また、いぶし瓦は内部まで炭素が浸透しているため、

割れた瓦の内部が表面と同じ渋い銀色かどうかでも判断できます。

 

素焼き瓦

粘土系の瓦の2種類目は「素焼き瓦」です。

 

粘土を瓦の形にかたどったものを窯で素焼きして製造します。

粘土の色がそのまま瓦の色となるため、素朴で自然な赤い色合いに仕上がります。

瓦の中では軽量で、耐久性に優れていることが特徴です。

 

素焼き瓦の見分けかたは、裏表が同じ素材と色で光沢が少ないことで判断します。

レンガのような赤褐色をイメージすると分かりやすいです。

 

陶器瓦

粘土系の瓦の3種類目は「陶器瓦」です。

 

粘土を瓦の形にかたどって釉薬(うわ薬)をかけて、窯の中に入れて高温で焼き上げて製造します。

色や形が豊富なため、和風でも洋風でも合う瓦です。

さらに瓦の表面がガラス質になっているため、防水性が高く半永久的に寿命が続くことが特徴です。

 

陶器瓦の見分けかたは、瓦の表面のツヤで判断します。

陶器の食器のようなツヤをイメージすると分かりやすいです。

 

瓦を塗装するメリットとデメリット

以下では、瓦を塗装するメリットとデメリットを紹介していきます。

メリットとデメリットを把握すれば瓦を無駄に塗装する失敗を避けられるでしょう。

 

メリット

瓦を塗装するメリットは以下の3つです。

 

  • 見た目がキレイになる
  • 瓦の劣化を抑制できる
  • 瓦を本来の色以外に変えられる

 

それぞれの内容を詳しくチェックしていきましょう。

 

見た目がキレイになる

瓦を塗装するメリット1つ目は、見た目がキレイになることです。

 

セメント瓦やコンクリート瓦は、紫外線や雨風の影響で劣化すると色あせが起こります。

色あせした瓦は屋根全体をボヤっとした印象にさせ、見た目が悪くなります。

塗装することで色やツヤが戻り、見た目がキレイになることがメリットのひとつです。

 

瓦の劣化を抑制できる

瓦を塗装するメリット2つ目は、瓦の劣化を抑制できることです。

 

塗装することで瓦表面が保護されるため、

紫外線や雨風などの影響をおさえて劣化を防ぐことができます。

劣化をおさえれば、瓦の耐用年数を長く保つことが可能です。

 

瓦を本来の色以外に変えられる

瓦を塗装するメリット3つ目は、瓦を本来の色以外に変えられることです。

 

塗装メンテナンスが必要ない粘土瓦も、塗装で好みの色に変えられます。

屋根の色が変わると建物全体のデザイン性も高くなります。

 

塗装の目的は「瓦の保護」だけではなく、

自宅の「イメージチェンジ」としても活用できることがメリットのひとつです。

 

デメリット

瓦を塗装するデメリットは以下の2つです。

 

  • お金がかかる
  • 工事の際に悪臭がする

 

それぞれの内容を詳しくチェックしていきましょう。

 

お金がかかる

瓦を塗装するデメリット1つ目は、お金がかかることです。

 

瓦はデコボコしているため、高圧洗浄や塗装作業に手間がかかります。

瓦の中でもコンクリート瓦は「着色スラリー層」を取り除いてから塗装する必要があるため、

さらに手間がかかります。

 

他の屋根材と比べても手間がかかるので、瓦塗装はお金がかかることがデメリットのひとつです。

 

工事の際に悪臭がする

瓦を塗装するデメリット2つ目は、工事の際に悪臭がすることです。

 

瓦塗装に限らずどんな塗装でも、工事中は悪臭が発生します。

特にシンナーで希釈するタイプの塗料は臭いが強いため、苦痛に感じる人も多いでしょう。

 

シンナーは気体に変化すると空気より重くなる性質があるため、

屋根の上で工事をしていても臭いが地上まで届いてしまいます。

悪臭が気になる人は、臭いが少ない塗料で塗装できないか業者に相談することをおすすめします。

 

瓦を塗装する時期の見分けかた

 

 

瓦を塗装する時期の見分けかたは「年数」と「劣化状況」の2つがあります。

築10年が塗装時期の目安ですが、10年未満でも住居環境によって劣化が起こる場合があります。

 

劣化が起きた場合は年数に関係なく、早めに塗装することをおすすめします。

以下では、屋根の3つの劣化状況について詳しく説明します。

 

チョーキング

チョーキングとは、塗料の膜が劣化してチョークのような粉が瓦の表面に現れる症状です。

 

チョーキングは防水効果を失っている状態です。

放置しておくと瓦が破損して、下地に雨水が侵入します。

 

下地にまで影響がおよぶと屋根内部の腐食や雨漏りの原因になるため、

症状がひどくなる前に瓦塗装をしましょう。

 

塗装のひび割れ

塗料のひび割れは、紫外線や雨風などの影響で塗料の膜が劣化して起こります。

放置しておくと塗料が剥がれて雨水が侵入しやすくなり、瓦や下地を劣化させる恐れがあります。

早めに瓦塗装をすることで、雨漏りを防ぐことが可能です。

 

塗装の剥がれ

塗装の剥がれは、紫外線や雨風の影響で塗料の膜が劣化して起こります。

また、瓦が破損していると、破損部分から雨水が侵入して塗装が剥がれてきます。

 

台風や強風で飛んできた石などが当たると瓦が破損する可能性があるため、

台風や強風の後は注意してください。

放置しておくと雨水が侵入して雨漏りにつながるため、早めの瓦塗装が必要です。

 

瓦を塗装するときの費用相場

 

瓦を塗装するときの費用相場は、以下の表のとおりです。

セメント瓦(30坪)をシリコン塗料で塗装した場合、

合計費用はおよそ36万円です。

塗料の種類や屋根の状況によって費用が異なるため、詳しくは専門業者に見積りを依頼しましょう。

 

瓦を塗装するときの注意点

瓦を塗装するときの注意点は3つあります。

 

  1. DIYでは塗装しない
  2. 相見積もりで優良業者を選ぶ
  3. 訪問営業の業者は断る

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

DIYでは塗装しない

瓦塗装をDIYすることはおすすめできません

DIYで行うと起こるデメリットは、以下のとおりです。

 

  • 高所作業のため転落事故が起こる危険性がある
  • 素人が瓦の上を歩くとひび割れやズレが起こる可能性がある
  • 下地処理が難しく素人では失敗しやすい

 

瓦塗装は危険と隣り合わせの作業です。

作業自体も難しく手間もかかるため、必ず専門業者に依頼しましょう。

 

相見積もりで優良業者を選ぶ

相見積もりとは、2社以上の業者に見積りを提出してもらうことです。

工事内容や費用を比較して、優良業者かどうかを判断できます。

以下では、相見積もりでチェックするポイントを3つ紹介します。

 

保有する国家資格を確認する

チェックポイント1つ目は、保有する国家資格を確認することです。

塗装や瓦に関する資格は、以下の3つがあります。

 

  1. 瓦屋根診断技士:瓦屋根工事技術者の最上位資格
  2. 瓦屋根工事技士:瓦屋根工事について適正な知識がある証
  3. 塗装技能士1級:塗装工事の知識と実務経験7年以上の証

 

上記の資格は、知識や経験などの「専門能力」を所有している証です。

国家資格を所有している業者を選べば、安心して工事を任せられます。

 

見積もり項目の具体性を確認する

チェックポイント2つ目は、見積もり項目の具体性を確認することです。

見積内容を具体的に記載していない場合は、費用を高く見積もっている恐れがあります。

 

見積書の内容は、以下の項目に注意してチェックしてください。

 

  • 工事項目ごとに記載されているか
  • 塗装箇所の面積が記載されているか
  • 使用する塗料のメーカーや商品名が記載されているか
  • 一式表記が多くないか

 

見積書は、優良業者を選ぶための基準となる大切な資料です。

内容があいまいな場合は、必ず業者に確認しましょう。

 

訪問営業の業者は断る

チェックポイント3つ目は、訪問営業の業者は断ることです。

 

訪問営業は瓦塗装の専門業者ではない可能性が高く、

契約を取ることだけを目的に訪問している恐れがあります。

 

手抜き工事や高額な費用を請求されるなど「悪徳業者」の恐れがあるため、

訪問営業の業者は断るようにしましょう。

 

訪問営業に指摘された不具合が気になる場合は、必ず専門業者に点検を依頼してください。

 

まとめ:塗装できる瓦かどうかをチェックして業者に依頼しよう

見積書

瓦塗装を検討している場合は、まず塗装できる瓦かどうかを確認することが重要です。

瓦の種類が分からないときは、専門業者に調査を依頼しましょう。

 

また、DIYで塗装するのは危険です。

安心・安全に瓦塗装をするためには、信頼できる業者に任せるようにしてください。

 

自宅の屋根を0円で補修する方法もあります。

詳細は以下の記事をチェックしてみてください。

【0円リペア】屋根の修理費を火災保険で全額支払うには?

  • 【宮崎本社】
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