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アスファルトシングルは塗装が必要？悪徳業者を避けるポイントと費用相場も紹介
「アスファルトシングルはなぜ塗装が必要なのか知りたい」
「アスファルトシングルの塗装にかかる費用相場が知りたい」
アスファルトシングルの屋根の塗装をお考えの方の中には、このようにお悩みの場合も多いことでしょう。
アスファルトシングルは定期的にメンテナンスすることで、耐用年数を延ばせます。
この記事では、アスファルトシングルについて以下のような情報を解説していきます。
- アスファルトシングルを塗装する理由
- アスファルトシングルを塗装するタイミング
- アスファルトシングルの塗装手順
- アスファルトシングルの塗装にかかる費用相場
- 悪徳業者を避けるためのポイント
アスファルトシングルの塗装に関する基礎知識を持っておくことで、塗装やメンテナンスの際の失敗を避けられるでしょう。
アスファルトシングルとは
アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを配合した屋根材です。
アメリカで開発され、現地では80％以上の住宅の屋根に使用されています。
耐久性や防水性が高いことが特徴です。
また、アスファルトシングルの表面は細かな石の粒や砂でコーティングされています。
軽量でやわらかく、取り扱いやすい素材なのでDIYでも活用されています。
耐用年数は20～30年ほどです。
アスファルトシングルを塗装する理由
アスファルトシングルを塗装する理由には、主に以下の2つがあります。
- 屋根材の保護
- 外観をきれいに保つ
それぞれの理由について、詳しく解説していきます。
屋根材の保護
屋根は紫外線や雨風に一番さらされやすいため、塗装して屋根材を保護します。
また、アスファルトシングルは細かな石粒でコーティングされているので、塗装することでできるだけ剥がれや落下を防ぎます。
外観をきれいに保つ
アスファルトシングルはコケや汚れが目立ちやすいため、塗装してメンテナンスすることで外観をきれいに保てます。
大切な住宅をきれいに保つためにも、定期的に塗装してメンテナンスするようにしましょう。
アスファルトシングルを塗装するタイミング
アスファルトシングルを塗装するタイミングは、主に以下の2つの場合です。
- 色褪せや汚れが目立ってきた
- 付着している石粒が落ちてきた
それぞれのタイミングについて、具体的にどのような症状かを解説していきます。
色褪せや汚れが目立ってきた
アスファルトシングルに色褪せや汚れが目立ってきたら、表面を保護するために塗装しなければいけません。
屋根材は紫外線や雨風の影響を受けやすく、色褪せやコケ、カビなどが発生しやすいです。
見た目も悪くなるため、塗装しきれいな外観を維持しましょう。
付着している石粒が落ちてきた
アスファルトシングルの表面には細かな石粒や砂が付着していますが、経年劣化によって剥がれて落ちてきたら塗装するタイミングです。
ケガの恐れや、すぐに雨漏りするということはありません。
しかし、石粒が落ちることで雨樋を詰まらせたり、住宅の周りを汚してしまったりすることもあります。
アスファルトシングルに付着している石粒が落ちてきたら、塗装するようにしましょう。
アスファルトシングルの塗装手順
アスファルトシングルの塗装手順は、以下の流れになります。
- 高圧洗浄
- 下地補修
- 下塗り
- 上塗り2回（中塗り、上塗り）
- 縁切り
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
高圧洗浄
屋根に付着している、コケなどの汚れを高圧洗浄機で洗い流します。
洗浄後、しっかりと乾燥させてから次の工程に移りましょう。
下地補修
アスファルトシングルに反りや剥がれがあれば、補修して整えます。
下地補修を丁寧に行わないと、破損が悪化して雨漏りの原因となります。
下塗り
下地補修が終われば、下地と塗料の密着性を上げるフィラーという下地調整材を塗っていきます。
下地調整材は、アスファルトシングル専用の塗材を選びましょう。
上塗り2回（中塗り、上塗り）
下塗りが乾燥したら、上塗りを2回行います。
2回とも同じ塗料を使います。
塗りムラがないよう、丁寧に塗装していきましょう。
縁切り
塗装が完了したら、アスファルトシングルには欠かせない「縁切り」という作業が必要です。
縁切りとは、屋根材が重なっている部分に入り込んだ塗料を乾燥後に取り除くことです。
縁切りを行わないと、屋根材の重なっている部分に雨水が入った際に外へ排出されず、内部に溜まってしまいます。
屋根の内部に水が溜まると、雨漏りや腐食の原因となるため、必ず縁切りは行わなければなりません。
アスファルトシングルの塗装に適している塗料
アスファルトシングルの塗装に適している塗料には、以下の4種類があります。
- ウレタン
- シリコン
- フッ素
- 遮熱塗料
アスファルトシングルの塗装の際には必ず「水性塗料」を使うようにしましょう。
溶剤系塗料である「油性塗料」は、屋根材の成分であるアスファルトを溶かしてしまうため使わないようにしてください。
4種類の塗料について、それぞれ特徴などを解説していきます。
ウレタン
ウレタン塗料には、密着性が高く弾性もあるため、ひび割れしにくいというメリットがあります。
また、光沢のある美しい塗装面にしたり、艶を消して上品な仕上がりにしたりとお好みの塗装スタイルを楽しめます。
ただし、紫外線に弱く色褪せしやすいというデメリットもあります。
そのため、ウレタン塗料の耐用年数は6～8年と短めです。
シリコン
シリコン塗料とは、耐久性が高く耐用年数も長いので、コストパフォーマンスがいい塗料です。
塗膜に撥水効果があるため、防水性が高く汚れも付着しにくいです。
ただし、塗膜が固いためひび割れしやすいというデメリットもあります。
シリコン塗料の耐用年数は、8～13年です。
フッ素
フッ素塗料は、耐久性や耐熱性、防水性が高い高性能の塗料です。
外的刺激を受けやすい、屋根や外壁などの塗装におすすめの塗料です。
デメリットとしては、高性能の塗料のため価格が高くなります。
しかし、フッ素塗料の耐用年数は15～20年と長いため、メンテナンスの手間を考えるとコストパフォーマンスはいいと言えます。
遮熱塗料
遮熱塗料とは、紫外線の光を反射させ、室内の温度が上がらないようにする塗料です。
遮熱塗料を使うことで、エアコンの使用量が下がり電気代の節約になります。
また、CO2排出量を削減できるため、環境にも優しい塗料と言えます。
遮熱塗料の耐用年数は、15年前後です。
アスファルトシングルの塗装にかかる費用相場
アスファルトシングルの塗装にかかる費用相場は、1平方メートルあたり4,000～6,000円です。
使用する塗料と足場設置、高圧洗浄などを含んだ金額です。
また、アスファルトシングルの塗装に欠かせない縁切りの作業にかかる費用相場は、1平方メートルあたり170円です。
実際にかかる塗装費用は、使用する塗料や業者によって異なるため、見積もりの際に内訳をよく確認しましょう。
また、アスファルトシングルの塗装には縁切りが必要なので、見積もりに記載されていない場合は作業工程に含まれているか確認してください。
塗装以外のアスファルトシングルの補修方法
塗装以外のアスファルトシングルの補修方法は、以下の2つです。
- カバー工法
- 葺き替え
それぞれの補修方法について、具体的にどのように作業するのか解説していきます。
カバー工法
カバー工法とは、既存の屋根材の上から新しいアスファルトシングルを被せて補修する方法です。
既存の屋根材の上から被せるだけなので、工事費用も安く工期も短くて済みます。
ただし、すでにカバー工法を行って補修している場合や、屋根材の劣化や破損状況がひどい場合には使えません。
葺き替え
葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して新しいアスファルトシングルを設置する方法です。
新しいアスファルトシングルに葺き替えるため、耐久性が上がりますが、既存の屋根材の撤去作業に費用や時間がかかることがデメリットです。
アスファルトシングルの塗装で悪徳業者を避けるためのポイント
アスファルトシングルの塗装を依頼する際、悪徳業者を避けるためのポイントは以下の3つです。
- 相見積もりする
- 訪問営業をしている業者は避ける
- 工事実績を提示しない業者は避ける
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
相見積もりする
工事を依頼する際、相見積もりすることでどの会社が悪徳業者か見分けられます。
相見積もりとは、同じ依頼内容で複数の業者に見積もりを出してもらうことです。
見積もりには工事費用や施工過程などが記載されているので、適正価格であるか、無駄な工事は含まれていないかをチェックしましょう。
複数の業者を比較するためにも、相見積もりは少なくとも3社に依頼することをおすすめします。
訪問営業をしている業者は避ける
訪問営業をしている業者は悪徳業者の可能性が高いため、依頼は避けましょう。
訪問営業をしている業者は、店舗を持っていなかったり、トラブルが多く新規の顧客を得られなかったりするということが考えられます。
店舗を持っていない業者の場合、トラブルが発生した場合のサポートが受けられないことがあるため危険です。
工事を依頼する際は、店舗にてきちんと営業をしている業者を選びましょう。
工事実績を提示しない業者は避ける
工事実績を提示しない業者は、施工不良によるトラブルが起こる可能性が高いです。
反対に、工事実績を豊富に提示している業者は、経験も豊富で技術力も高いと言えます。
アスファルトシングルを定期的に塗装して美しい屋根を保とう
アスファルトシングルは、定期的に塗装することで外観をきれいに保てます。
また、大切な住宅をメンテナンスする際には悪徳業者への依頼は避けたいところです。
今回紹介した悪徳業者を避けるポイントを参考にし、詐欺や施工不良などのトラブルに遭わないよう注意しておきましょう。
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