2020.5.24

外壁塗装の工法の種類と張り替えとの違いについて

鹿児島市西紫原の外壁塗装の様子

 

外壁塗装の職人はさまざまな工法を用いて外壁塗装工事を行います。
それぞれの工法は家屋の状況や塗装場所によって使い分けられています。

ここでは主要な工法について外壁塗装工事を依頼する際に身につけておくと
役立つ知識について紹介します。

 

外壁塗装の工法について

外壁塗装に使われる工法は使う道具によって大きく3種類に分けることができます。

・ローラーによる塗装

・刷毛(はけ)による塗装

・吹き付け塗装

 

ローラーによる塗装の特徴

ローラーとは、紙製やプラスチック製の筒の周りに、羊毛や化学繊維製の毛やスポンジ状の素材などを
張り付けたものです。羊毛や化学繊維製の毛を貼り付けたものは羊毛ローラー、スポンジ状の素材を
貼り付けたものはマスチックローラーなどと呼ばれています。

この他にも、用途や塗料の性質に合わせてローラーにはさまざまな種類があり、
職人はこれらを状況や工程に応じて使い分けています。

ローラーのメリットは、刷毛による塗装に比べて塗装作業のスピードが速いことです。
また、吹き付け塗装ほど塗料の飛び散りを心配する必要がなく、養生作業の手間を軽くできます。

デメリットとしては、吹き付け塗装に比べると塗装作業のスピードが遅いことです。また、ローラーがしっかり作られていないと抜け毛が発生して塗装面に残ってしまう場合があります。

ただ、きちんとした経験をつんだ職人であれば、道具を見極める目を持っているので、
実績のある外壁塗装業者に施工依頼すると抜け毛の問題は最小限に抑えられると考えて良いでしょう。

また、吹き付け塗装では、塗料の飛び散りの問題が発生します。
そこで、塗料の飛び散りの少ないローラーによる塗装が近年では主流になっています。

 

羊毛ローラーによる塗装の特徴

羊毛ローラーの種類は毛の長さにより大きく分けて3つ(長毛、中毛、短毛)あります。

長毛ローラーは、20mm以上の長い毛を持った羊毛ローラーのことです。
ローラーに含むことのできる塗料の量が多くなるため、一度に塗ることのできる面積が広くなり、
職人の手間を節約することができます。

また、長い毛が外壁に密着するため、外壁に凹凸があってもきれいに塗装することができるといった
特徴があります。

中毛ローラーは、短毛ローラーと長毛ローラーの中間的な羊毛ローラーで、
一般的に毛の長さが13mm前後のものが該当します。外壁塗装でもっともよく使われるローラーです。
外壁に多少の凹凸があっても塗装できます。

短毛ローラーは、毛の長さが5mm程度の羊毛ローラーのことです。
毛が短くきめ細やかな塗面になるため、平に仕上げたい塗装に向いているほか、
凹み部分に色をつけたくない場合などにも使われます。

 

マスチックローラーによる塗装の特徴

近年、注目されているのがマスチックローラーです。現在、都市再生機構等の集合住宅を中心に
使われています。砂骨ローラーという名称で古くから存在していますが、塗料の飛散や騒音対策と
いった観点から、再度注目を浴びているのです。

マスチックローラーの工法では、スポンジ状の化学繊維を巻き付けて、ひと塗分の塗料を長毛ローラー
より多く含ませられるようにしたマスチックローラーを使います。弾性のある塗料を使い厚塗りにして、仕上がりは凹凸状になります。

塗料の飛散などが少ないマスチックローラー工法のメリットを生かして、
養生にかかる手間も削減できます。

※マスチックローラーの詳細は「マスチックローラー仕上げの特徴と注意点、費用相場を解説」をあわせてご覧ください。

刷毛による塗装の特徴

刷毛による塗装は、刷毛を用いた昔ながらの塗装方法です。縄文時代にはすでに刷毛の原型が
あったともいわれています。

職人の技術としては、もっとも基本的ですが、同時にムラなくきれいに塗装するのが難しく、
職人の腕が如実に仕上がりに影響する塗装方法でもあります。外壁塗装で使う刷毛の種類としては、
平刷毛(ひらばけ)、筋交い刷毛(すじかいばけ)、寸胴刷毛(ずんどうばけ)、目地刷毛(めじばけ)、隅切り刷毛(すみきりばけ)などが挙げられます。

ローラーと同様に目的に応じて、塗る場所や塗る物によってこれらを使い分けます。

平刷毛は、平らな刷毛で一度に広い面積を塗ることができます。同じ目的で、ローラーが発達して
きたので、昔ほどは使われなくなっています。

筋交い刷毛は、柄に対して、毛が生えている部分から45度の角度で曲がっている刷毛です。
細かいところが塗りやすいです。

寸胴刷毛は寸胴のような厚みのある刷毛です。
塗料の含みがよいのでたくさんの塗料を一度に塗ること
ができます。粘度の高い塗料に向いた刷毛です。

目地刷毛は目地など細かいところを塗るための細い刷毛です。

隅切り刷毛は、端や狭いところなど、主に補修用の刷毛です。

刷毛による塗装のメリットは、高い技術のある職人が施工すれば、3つの工法の中ではもっとも
きれいな仕上がりになることです。
さらに細かい部分の塗装ができることです。また、塗料の飛び散りが少ないこともメリットとして
挙げられます。

デメリットは、大きな面積を塗装する場合に時間がかかります。また、職人の腕が良くないとムラが
できてしまうため、職人の腕により仕上がりにバラツキが出てしまうことも挙げられます。

さらに、ローラーと同様に、刷毛そのものがしっかり作られていないと塗装中に抜け毛が生じ、
塗装面に残ってしまうこともデメリットといえるでしょう。そのため、ローラーによる塗装以上に
職人の腕が重要になります。

現在では細かい部分が塗装できる特徴を生かして、ローラーによる塗装では塗装しづらい部分に
補助的に使用されることが多いです。

吹き付けによる塗装

吹き付けによる塗装は、スプレーガンを使って塗料を吹き付ける塗装方法です。
1980年代くらいまではこの方法が主流でした。倉庫や工場などの大面積を塗装する場合には今でも
使われることもあります。

メリットは、重厚感のある外壁塗装を行うことができることです。
また、作業にかかる時間が短く済むため、工事期間や費用を抑えることができる場合が多いことも
挙げられます。

デメリットは、外壁に塗料を吹き付けるので塗料がまわりに飛び散ってしまい、
建物の周囲を汚してしまう可能性が高くなってしまうことです。
また、使う機材によってはポンプやコンプレッサーの騒音が大きいことも挙げられます。
このような理由から特に住宅密集地では使いにくい工法です。

また、飛び散るために塗料を無駄にしてしまい、塗料を多く使用します。
さらに、職人の技術によっては塗装にムラが生じてしまうことがあります。
そのため現在では家屋の外壁塗装ではあまり選択されなくなっています。

吹き付け塗装を経験している職人自体も少なくなっていますので、
依頼するときに確認したほうがいいでしょう。

 

外壁の張り替えについて

外壁の貼り替えとは、今までの外壁材を撤去して新しい外壁材を設置することです。
外壁塗装と違うのは、外壁塗装は外壁材はそのままに塗装を塗り替えるものですが、外
壁の貼り替えは外壁材そのものを交換してしまう点です。

日本の家屋は多くの場合、セメントに砂を加えたモルタル外壁、繊維を加えたセメント板
(窯業系サイディング)や金属製の板(金属サイディング)を用いたサイディング外壁という2種類の
外壁材を使っています。

近年ではALCコンクリートなどの外壁材もありますが、よく使われているのはモルタルと
サイディングです。

いずれの場合も30~40年経過すると劣化が進み、塗装だけでは外壁を保護しきれなくなります。
そこで、劣化した外壁を撤去し、新しい外壁材を設置することが必要になってくるわけです。

また、撤去ではなく古い外壁材の上に新しい外壁材を重ねて設置する場合もありますが、
重量が重くなることや、壁の厚みがでるといったことがあるため施工には十分注意をする
必要があります。

外壁塗装や外壁の貼り替えの時期的な目安としては、新築してから最初の6~7年目で最初の
外壁塗装を行います。その後10年~15年くらいの間隔で外壁塗装を行い。

そして30~40年で外壁材の貼り替えを行うのが一般的です。

 

定期的な外壁塗装や貼り替えが家を長持ちさせる

鹿児島市のが高圧洗浄の様子

外壁塗装の工法は、時代のニーズに応じて変化しています。マスチックローラーのように再注目されている工法も登場しています。また、外壁材の保護は外壁塗装だけでは限界があります。

予算の都合もありますが、家屋が古い場合には思い切って外壁材の貼り替えを検討するのも
いいでしょう。

 

 

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参考:

刷毛・ローラー・スプレーによる塗装工法の違い 外壁塗装コンシェルジュ

外壁塗装で使用する道具の種類と使いこなすための基礎知識 外壁塗装駆け込み寺

「ローラー塗装」を「吹き付け塗装」と比較|外壁塗装 外壁塗装の教科書

全国マスチック事業協同組合連合会

外壁張替えの費用・施工方法・ポイントご紹介します! ハピすむ

 

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