既存の漆喰に塗装する方法と、モルタル外壁に漆喰を塗るポイントを解説!

 

「漆喰の壁の塗装はどうすればいいのだろう?」

「漆喰壁に新しく塗装は可能だろうか?」

 

日本家屋を中心に、手塗りの風合いや塗り方のバリエーションが豊富なことで人気の漆喰(しっくい)。

リフォームやDIY等で壁に色を塗りたいときに、漆喰の壁には塗装ができるのでしょうか?

結論から言うと、漆喰の壁には塗装が可能です。

 

しかし、漆喰の壁に塗装するには専用塗料を使わなければなりません。

安易に漆喰に塗料を塗ってしまうと漆喰壁の性能を失います。

また、1~2年ほどで塗装のひび割れや剥がれを起こしてしまうでしょう。

 

この記事では、「既存の漆喰に塗装する方法」と「モルタル外壁に漆喰を塗装するポイント」

について紹介いたします。

 

既存の漆喰に塗装をするケースで必要な条件

漆喰は「呼吸する壁」とも言われます。

漆喰の壁表面は, 無数の微細な穴が開いており、この微細な孔に空気が通ることで

調湿を行えるからです。

 

漆喰壁に塗料を塗ると微細な穴がふさがれてしまい、逃げ場を失ってしまった

湿気は強い圧力で穴を塞いだ塗料を押し出そうとします。

 

漆喰に適さない塗装をした場合には、塗料が膨らんだように浮いたり、

1年から2年でボロボロに剥がれ落ちたりします。

漆喰の上に塗装をするには、次のような塗料が適しています。

 

つや消し塗料

漆喰の表面は光沢のない落ち着いた仕上がりがほとんどです。

建物の雰囲気にも合わせる必要があるので、漆喰の塗装には「つや消し」の塗料が使用されます。

 

アルカリ耐性が強い塗料

漆喰の原料は、石灰石を焼いて水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)が主原料となっています。

消石灰は強いアルカリ性を持っており、塗料は一般的にアルカリ性に弱い性質を持っています。

したがって、漆喰に塗料を塗るにはアルカリ耐性が強い塗料でなければなりません。

 

調湿性がある塗料

漆喰は呼吸しており、塗料を塗ってしまうと特性である「調湿性」が妨げられてしまいます。

塗装をすると、漆喰の微細な穴を通ってきた湿気が塗料の裏面にこもってしまい、

塗装のひび割れや剥がれが起きてしまいます。

 

そのため、使用する塗料は湿気をとおせる調湿性能を持った塗料でなければなりません。

 

モルタル外壁に漆喰を塗装するメリットとデメリット

 

次に、モルタル外壁に漆喰を塗った場合のメリットとデメリットについて解説します。

 

漆喰のメリット

昔から日本家屋で使われてきた漆喰は、調湿性の他にも

防水性や防火性にも優れた建材として利用されてきました。

 

最近では、ホルムアルデヒドの分解・吸収効果や抗菌効果も確認されており、

昔ながらの漆喰はシックハウス症候群にも有効というメリットがあります。

 

耐用年数が100年以上ある

漆喰はメンテナンスを行えば耐用年数が100年以上も持つ壁材です。

主成分となっている水酸化カルシウムは、空気中の二酸化炭素を吸収しながら硬化していくので、

時間が経っても強度が落ちることはありません。

 

白く美しい外観

ユネスコ世界遺産である「姫路城」の白い外観にも漆喰が使われています。

漆喰で作る白く美しい外観は、和風デザインのみならず洋風のデザインにもマッチします。

 

漆喰のデメリット

たくさんのメリットを持つ漆喰にも、大きなデメリットが存在します。

 

費用が高い

一般的な外壁に比べると、漆喰の施工費用が高いことがデメリットとして挙げられます。

一般住宅で最も使われている「窯業用サイディング」の施工費用は、

 

1平方メートルあたり3,500〜5,000円が相場ですが、

漆喰の施工費用の相場は6,000円〜1万円程度です。

 

漆喰を施工するには、漆喰壁の施工ができる左官職人の確保や、

漆喰の乾燥を待って複数回塗り直しを行う工程が必要になるので、

工期が長くなるゆえに費用が高くなります。

 

施工の難易度が高い

漆喰の壁は、漆喰の原料と水を混ぜ、つなぎの「ノリ」や「スサ」という繊維質の物を入れて作ります。

漆喰は、その時の季節や状況に応じて水やつなぎを調整して作ります。

 

また、壁に塗るときには「コテ」や「ヘラ」を使って仕上げますが、

均等に平たく塗るには左官職人でも難しいものです。

 

漆喰を塗装や補修する場合の費用と工期の目安

 

以下では、既存の漆喰に塗料を塗装する場合や漆喰のひびや割れの補修、さらにモルタルの外壁に、

漆喰を塗装する場合に掛かる費用や工期について説明いたします。

 

既存の漆喰に塗装をする場合

漆喰の壁に塗装する場合には、漆喰壁専用の塗料を使って塗装しなければなりません。

また、塗料と漆喰の吸着性を高めるため「シーラー」を漆喰下地処理として塗らなければなりません。

 

塗装を行う場合、平均相場は1平方メートルあたり3,000〜3,500円が相場になり、

工期も数日程で完了します。

 

既存の漆喰を補修する場合

漆喰壁の補修には、漆喰の劣化の状態によって補修方法が変わってきます。

 

漆喰壁の表面にひびが入っている場合は表面に漆喰の重ね塗りを行い補修します。

ひび割れが酷くて下地も見えている場合は、

漆喰をすべて取りのぞいて下地からやり直ししなければなりません。

 

ひび割れに漆喰を重ね塗りする場合には、1平方メートルあたり5,000円以上が相場となります。

下地からやり直しする場合には1平方メートルあたり8,500円~3万円と費用が高くなります。

工期も修復の度合いによって、3日〜3週間かかるでしょう。

 

モルタル外壁に漆喰を塗装する場合

既存のモルタル壁に漆喰を塗装する場合には、

まずモルタルと漆喰の吸着力を高める為にシーラーを塗り

その上から漆喰を重ね塗りしていきます。

 

費用は、1平方メートルあたり5,000〜8,500円になります。

工期も季節によって変わりますが、乾燥を待って重ね塗りや仕上げ塗りを行うので

3日〜1週間の工期がかかってしまいます。

 

漆喰を塗装する場合の3つの注意点

以下では漆喰を塗装する際に注意するべき3つのポイントについて解説いたします。

 

施工実績が豊富な業者を探す

漆喰の塗装は熟練の技術を必要とします。

そのため、よい施工を行うには歴史を持った施工業者や施工実績の豊富な業者を選ぶことを

お勧めいたします。

 

また、実績豊富な施工業者には、左官技能士や塗装技能士といった国家資格を持つ職人さんが

多く所属しているのも特徴の1つです。

 

難しい漆喰の施工実績の多い業者には、知識と経験を持った社員や職人さんが在籍していますので、

業者選びの目安の一つになります。

 

相見積もりで比較する

漆喰塗装の適正価格は、素人ではなかなか判断することが難しいです。

また、インターネットで平均価格を調べてみても、

お住まいの地域の価格帯とはかけ離れている場合があります。

 

相見積もりとは、同じ施工を行うそれぞれの塗装業者に見積もりを依頼し、

その見積もり結果を比較することです。

 

相見積もりで漆喰塗装の仕上がりの良し悪しを判断はつきません。

しかし、足場を架設する費用や、材料の運搬費用といった、

費用の地域相場がわかるようになります。

 

相見積もりを行うことで余計な出費を減らすことが可能です。

浮いた費用を漆喰塗装の工事に回すことができるため、上質な漆喰の塗装が期待できます。

 

漆喰以外の素材も検討する

漆喰には様々なメリットがある反面、コストの高さや施工期間の長さといった

デメリットもあります。

 

汚れも目立ちやすく、 外壁に漆喰を使った場合などはカビや湿気、

排気ガスなどの影響によって非常に汚れが目立ちます。

 

特に外壁は漆喰が適していない場合もあるので、窯業系サイディングの外壁といった

他の壁材の使用を検討することをお勧めします。

 

どうしても塗り壁にこだわるのであれば、漆喰の他にも貝殻や火山灰を利用した素材があるので、

利用を考えてみると良いでしょう。

 

まとめ:既存の漆喰に塗装するのは避けよう

漆喰壁の汚れが気になり塗装する場合には、例え漆喰専用の塗料を使用しても数年ですぐに

剥がれる可能性が高いためお勧めしません。

 

漆喰壁の塗り替えには有資格者のいる、漆喰壁の塗り替えに精通している専門の業者に依頼しましょう。

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