2018/10

最新のトイレで節約できます。

毎日の暮らしの中で、誰でも必ず使う場所は「トイレ」です。
あなたの家のトイレは、何年前に作られたものですか?
トイレは、この40年ほどの間に大きく変わってきました。

まず、水洗トイレが普及したのが、1970年ころです。
日本各地で下水道の整備が進むと、それと同時に多くの家庭が
それまでの汲み取り式から「水洗式」に変えていきました。
水洗トイレでも和式か洋式かは、家庭によってそれぞれでした。

1980年代になって「温水洗浄便座」が登場すると、いっきに
洋式トイレが広まります。

この時代のトイレは、大型で角張ったデザインのものが
主流でした。
使う水の量も多く(平均13リットルくらい)、
流水口が便器の縁裏にあるので

きれいに流せない部分もあり、
縦染みができたり汚れが残ったりしました。

もしも、この時代のものをまだ使っているのでしたら、
便器全体に目に見えない細かな傷が増えていて、
どれだけ丁寧に掃除しても汚れ落ちが悪くなっているはずです。

いまどきの便座は、汚れが付きにくいように表面の凹凸を減らした
「ツルツル仕上げ」になっています。
また、汚れても簡単に落ちる「特殊コーティング」タイプもあります。
これなら、お掃除の手間も時間も洗剤の量も少なくてすみ、いつでもきれいです。

さて、話を戻して1990年代のトイレですが、この頃になると
便器も水タンクもコンパクトになって、
すっきりしたデザインが増えます。

便座も温水洗浄だけでなく、
暖房機能脱臭機能など「多機能」になっていきました。

2000年以降になるとさらに進化して、
自動フタ開閉や自動洗浄など「自動化」が進みます。

そしていちばんの違いは、
流水量や電気使用量が「省エネ」になったことです。

最新式のトイレでは、かなり少ない水(たった4リットル程)
で洗浄できます。

水の流れが渦を巻くように工夫されていて、
縦染み汚れが残りません。

電気代も、温水洗浄スイッチを押した瞬間に湯を沸かす
仕組み(瞬間式)になって、

それまでの貯湯式よりも半分ほどの
電気料ですむものがあります。

さまざまな自動化をしても、トイレ全体でかかる電気代が
旧式よりも約1/3に節約できるというケースもあります。

このように「トイレの進化」を見てくると、古いタイプの
便器を使っている場合は、

「故障していないから昔のままでいいや」と思うより、
清潔な(汚れが残らない)トイレで、
水や電気を無駄遣いしないために、

最新式に変えることを考えてもいいでしょう。

子どもからお年寄りまで、男性も女性も、
家族みんなが使いやすくて、

お掃除する人が楽に清潔を保てて、
エネルギー(水・電気)を大切にする

そんなトイレになるといいでしょう。

浴槽の種類別に日常のお風呂の清掃方法で清潔な浴室づくり

今回は、「浴槽の掃除」に注目してお話ししたいと思います。

浴槽の素材にも、いろいろなものがあります。
それぞれの特徴を理解し、
自分の好みや家族のライフスタイルに向いている素材を選び、

その素材にあったお手入れ(掃除やメンテナンス)
をすることが大切です。

FRP樹脂

日常のお手入れは市販の浴槽用の洗剤で入浴前に
洗う程度で大丈夫ですが、年月がたつと表面がざらつき

汚れやキズがつきやすくなり黄ばみ
発生しているのを見かけます。

また、高温に弱いため空焚きには注意しましょう。

 

ステンレス

掃除は中性洗剤とスポンジで簡単に汚れが落とせ
年月を表面の変化はありません。

価格は安価ですみます。
ただ、金属特有の肌ざわりが気になる人が多く、
見た目も無機質です。

浴槽の底面にエンボス加工をした製品もあります。

ほうろう

 

汚れがつきにくくとても楽です。
ただ、シャワーヘッドの落下などで
表面のガラス質にキズをつてしまうと

そこから本体が錆びてしまうことがあります。
小さなキズのうちに、早めにメンテナンスをしましょう。

人工大理石

 

人工大理石の浴槽は比較的汚れが発生しにくく、
中性洗剤を付け柔らかなスポンジで洗い流すだけ
綺麗に落ちますが、しっかりと洗剤を洗い流してください。
また、衝撃性にも優れていて、
表面硬度が高いのでキズになりにくいです。

少しくらいのキズであれば、
研磨することでキズの修正も可能です。

 

○木製

お手入れは、浴槽のヌメリなど汚れやすく、
洗剤も漂白剤や塩素系に弱いので、

掃除方法やメンテナンスに手間と注意が必要です。
しかし、木材の腐朽防止技術が発達し、
一般家庭でも使いやすい木製浴槽がでました。

地中に埋もれていた間に、
腐らない木質繊維に変質したものです。

 

○タイル

掃除は目地に汚れやカビがつきやすいので、
まめなお手入れが必要です。

タイルの目地等の黒色の汚れはカビだけではなく
人間の体がら出る油脂やシャンプーなどによるものです。
これらは、「酸性」で出来ていますのでアルカリ性の洗剤や重曹
などを使用して洗うと綺麗に落ちるでしょう。

まとめ

リフォームで新しい浴槽を選ぶときには、次の清掃のポイントを
考えながら選ぶことも一つの方法でしょう。

基本的に酸性の汚れはアルカリ性
アルカリ性の汚れは酸性の洗剤などを使用すると落ちるでしょう。

ご家族みなさんがお気に入りの場所になる、そんな風呂場をつくりたいと思っています。

ユニットバスを作っているメーカーではお掃除セットなども
販売しているところもあります。
より、掃除が楽に、きれいになるかもしれませんね。

参考記事↓↓

浴槽の素材を徹底解説!お風呂のリフォームでの素材選び

浴槽の素材を徹底解説!お風呂のリフォームでの素材選び

今回は、「浴槽の素材」に注目してお話ししたいと思います。

浴槽の素材にも、いろいろなものがあります。
それぞれの特徴を理解し、自分の好みや家族のライフスタイルに向いている素材を選び、

浴槽の種類

○FRP樹脂

FRPとは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)
のことで、
浴槽の素材としてはもっともポピュラーです。
肌ざわりにぬくもり感があり、
カラーバリエーションやデザインも豊富です。

価格は手ごろで、多くの住宅に普及しています。

また、高温に弱いため空焚きには注意しましょう。

○ステンレス

ステンレス浴槽

なんといってもキズく、清潔な状態
維持しやすいのが特長です。

裏面に保温材を吹き付けてあるので、
保温性能にも優れています。

価格は安価ですみます。
ただ、金属特有の肌ざわりが気になる人が多く、
見た目も無機質です。

リフォームによって、華やかさやぬくもり感を演出したい場合は
金属的な肌触りをおさえた商品や、
着色やデザインが施されたものを選ぶといいでしょう。

浴槽の底面にエンボス加工をした製品もあります。

○ほうろう

ほうろうには、2つの種類があります。
「鋼板ほうろう」と「鋳物ほうろう」で、鋳物ほうろうの方が厚くて重いです。
いずれも重厚な雰囲気があり、輸入品でも好まれます。
ほうろう独特の滑らかな肌ざわりと、美しい色合いが特長です。

また、鋳物ほうろうの場合は重量があるため、階上の浴室に設置するには
しっかりした構造が必要です。リフォームの場合は、
構造躯体の強化が必要でしょう。

○人工大理石

 

人工大理石は、「アクリル系」と「ポリエステル系」に分類されます。
アクリル系は透明感があり、
紫外線による黄変(色あせ)がありません。

加工しやすいため、
さまざまなデザインのバリエーションがあります。

ポリエステル系はしっとりとした肌ざわりがあり、
保温性抜群ですが

耐久性(色あせ)や耐衝撃性でアクリル系に劣ります。
価格はアクリル系より安価ですみます。
どちらの系統の人工大理石でも、メーカーや商品シリーズによって
価格・素材感・色合いなどかなり異なります。
選択肢の幅が広いため、自分の好みや予算に合わせて選ぶことができますが、
逆に言うと、とにかく商品の見極めが大切です。

○木製

純和風イメージの浴室になり、
木質独特の温かみや香りがあります。

保温性や耐衝撃性が高く、心地よい肌ざわりが人気です。
伝統的に、檜(ヒノキ)檜葉(ヒバ)椹(サワラ)などが
使われてきました。

価格は木材の品質や材質によって違いがありますが、
いずれも高価です。

 

○タイル

自由な形状をオーダーメードできるので、
個性的な風呂場がつくれます。

モザイクタイルなどを用いて、曲線を持たせたり、
模様をデザインしたりできます。

ただ、肌ざわりはタイル特有の冷たさがあるので、
冬場は寒く感じるでしょう。

価格は、タイルの場合、
浴槽だけでなく浴室全体のデザインが重要になるので

それなりに高くなり、プランニングは充分な検討が必要です。

まとめ

リフォームで新しい浴槽を選ぶときには、次のポイントを考えながら選ぶといいでしょう。

・浴槽を設置する場所の広さ。
・入りやすさや出やすさに加え、
すべる危険性の予測など安全性。

・日常の掃除と、長期的なメンテナンス。
・肌ざわりなど、材質に対する感覚。
・リラックス空間として、デザインや色彩などの好み。
・階上に浴室を新設する場合には、水漏れ対策や荷重の確認。
・予算の検討。

ご家族みなさんがお気に入りの場所になる、そんな風呂場をつくりたいと思っています。

『男の居場所づくり』を考えてみました。

 

住宅リフォームというと、外回りの修理、キッチンやトイレなど水回りの改善など、
「手入れの必要な箇所だけをやればいい」と思いがちですが、
せっかくですから”夢を叶える改築”も検討するのはいかがでしょう。

“こんな家に暮らしたかった!”という希望に少しでも近づけるために、
「リフォームのついで」に少し手を加えて、夢を叶えるのです。

例えば、『男の居場所をつくる』というのはどうでしょうか。
「そのために改築する!」とは、家族になかなか言いにくいかもしれませんが、
「家の修繕のついでに、俺の空間も作りたい」という希望なら、
「いつもがんばっているお父さんのために……」と、実現する可能性もアップします。

今回は、『男の居場所づくり』のお話です。

とはいっても、いきなり立派な専用個室を増やすことは難しいですよね。
(もちろん、敷地も資金も豊富にあるのなら、ぜひ素晴らしい部屋を作ってください)
ここでは、限られたスペースを有効利用して、
少しでも居心地の良い空間をつくる方法を
考えてみたいと思います。

限られたスペースで作る専用個室

まずは、今あるリビングや寝室を区切って、書斎をつくります。
「区切る」というのは、いろいろな段階があります。

完全な個室を作る場合

 

一つ目は、壁や扉をつけて、完全に孤立した別部屋にする方法。
小さくても、”自分だけの空間”になり、落ちついて過ごせるでしょう。
これは、もともとのリビングや寝室がとても広い場合に可能です。

間仕切りを作る場合

二つ目は、本棚を間仕切りのように置いて、入り口の扉をつけない方法。
開放的な空間になるので、広くないリビングや寝室でも圧迫感がないでしょう。
棚を高くして、入り口を小さくすれば、個室に近い落ちついたスペースになるし
棚を低くして、入り口も広いままにすれば、自分の存在を家族にアピールしながら
自分は何か(読書・パソコン・趣味など)に集中して過ごせます。

一つ目の方法より安価ですみますが、いきなり本棚を置くだけだと
地震などで転倒してとても危険なので、造り付けにするなど
かならず業者に固定棚を作ってもらいましょう。

屋根裏などの使っていないスペース

次の案は、納戸や屋根裏などのスペースを書斎にします。
あまり使ってない物が入ってる場合は、整理(処分)して片付けます。

もしも、必要だけれど時々しか使わない場合は、トランクルーム(コンテナボックス)
などに移動して、自宅は有意義に使うのが理想的です。
ただし、物入れだったスペースは、明かりや風通しが不十分なので、
照明や空調などを整えると、気持ちよく過ごせます。

また、ロフト部分は天井に近くて、夏の暑さや冬の寒さが厳しいので
屋根断熱をしっかりしましょう。

最後の案は、小さなデッドスペースをマイスペースに変えます。
例えば、押し入れを改造して、書斎コーナーを作ります。
このときのポイントは、押し入れの奥行きの深さをどう活用するかです。
手前に引き出せる棚を作ったり、思いきって趣味の作品を飾るスペースにするなど
アイデア次第で有効利用できそうです。

他には、廊下の突き当たりにカウンターを作って、趣味を楽しむ場所にするとか。
階段下スペースを改造して、秘密基地のような場所を作るとか。

あなたの家を見回して「ここ、使えないかな!?」と思う場所があったら
ぜひご相談ください。いっしょに、改造方法を考えてみましょう。

愛犬と楽しく過ごしやすい家にするためのリフォーム術

 

みなさんはペットを飼っていますか?

ペットは家族の大切な一員で、人間にとってもペットにとっても
お互いに住みやすい家にしたいですよね。

そこで、今回は愛犬との暮らしをテーマにお話しします。

犬のためのリフォーム

犬を飼っている場合、基本的には室内で一緒に
(あるいは決まったスペースで)過ごし散歩のとき外へ
連れていく、という家庭が多いようです。

まずは、室内での過ごし方からご紹介します。

室内での過ごし方

犬に限らず、動物を飼っている多くの家庭のお悩みは【汚れと臭い】です。

簡単に改善するには、食べこぼしやお漏らしや排便をしても
お掃除が楽にできる樹脂シートフロア
することです。

簡単に掃除ができれば、こまめにお手入れができて、
臭いも最小限ですみます。

素材によっては、おしっこや食べこぼしなどの汚れが
シミになりにくい床もあります。
臭いは床だけでなく、壁や天井、カーテンなどの
布製品も原因になります。

消臭効果のあるカーテン

それぞれ、消臭効果のあるものに変えたり、現在の床や天井に脱臭・消臭機能のあるコーティングをしましょう。

ただ、室内を自由に歩く犬の場合は、室内全体が滑りやすい素材だと
歩くたび足に
負担がかかってしまい、ストレスになるだけでなく
小型犬の場合は膝を、大型犬の場合は股関節を傷めます。

いつも汚す場所以外は【安全】を優先して、滑りにくい床にしてあげましょう。

積極的に犬との暮らしを考える住宅なら、
リビングに犬専用の遊びスペースを作るのはいかがでしょう。

例えば、リビングの一部を(滑らない素材の)
タイルを張って土間のようにして
柵で区切ってあげれば、大型犬でも広々と自由に遊べます。

あるいは中庭を作り、ガラス窓を大きくして
リビングやキッチンなどから眺めたり出入りできたりすれば、
人間も犬もお互いの気配を感じつつそれぞれ
自由に過ごせて快適です。

家の内と外との移動を考える

次に、散歩などをするために、
犬が【家の内と外を移動する】場合について考えます。

散歩に出かけるときに限らず、
犬が来訪者に飛びついたり吠えたりしないように
玄関や階段に続く廊下には、
安全柵を用意しましょう。

「小型犬だから大丈夫」と思わず、
来訪者のなかには犬の苦手な人がいるし、
愛犬が思わぬ段差でケガをしないためにも、
安全なスペースを区切ってあげましょう。

そして、散歩に行くためのルートを用意します。
人間が清潔に暮らすためにも、来訪者と犬が会わないためにも、
安全柵から先の玄関を使うのではなく、
違う場所から出入りするようにしつけましょう。

例えば、勝手口やウッドデッキなどです。

出入口の近くには、散歩道具を置く場所や、
足洗い場を用意します。

犬専用と考えず、多目的に使えるシャワーや水場があると、
ガーデニングやレジャー用品など大型物も洗えて便利ですよ。

さらにスペースがとれるなら、出入口近くに犬のお手入れ
(グルーミング)ができる空間を用意するといいでしょう。

ウッドデッキなら、家族がいっしょに遊んだりできますね。

飼い主が清潔な家で、
犬と楽しく暮らす工夫を考えるだけでなく
愛犬が健康で安全に暮らせるための
リフォームを考えてください。

 

将来に向けたリフォーム~趣味を楽しむ部屋づくりは大切~

 

秋が深まり、朝晩は肌寒い日もありますね。

忙しい毎日の生活の中で、
早め早めに準備したいと思っているのですが

日々の用事に追われて、切羽詰まってからでないと行動できないことがよくあります。
でも、人生の設計は切羽詰まってからでは
間に合わないことがあります。

例えば、シニアの人の暮らしと住居です。
非常に高齢になってしまうと、体の負担が大きくなったり、
気持ち的にも面倒になったりして、なかなか思い描いていたような
快適なシニアライフがおくれなくなってしまいます。

仕事の退職が近づいたときや、子どもたちが独立したとき
「これから自分はどう生きたいか」、そのためには「どんなふうに暮らしたいか」
いろいろ考えて、少しずつノートなどに書いてみましょう。

例えば、「趣味に力を入れて、積極的にやりたいぞ!」と思えば、
その道具や資料などを置くスペースが必要になるでしょう。
そもそも趣味が屋内で行うものなら、”趣味部屋”があった方がより快適に楽しめます。
「客間や仏間など、空いている場所でやればいい」
と思っていても、

だんだん道具が増えたり、
作業の途中で片付けるのが難しくなったりして

自分も家族も、快適に過ごせなくなってしまいます。

 

お互いに不満が募ってしまう前に、
最初から空いている部屋や空間を趣味の部屋として整えて
思い切りやりたいことに没頭して楽しんだほうがいいでしょう。

タイミング良く「独立した子どもの部屋が空いている」など、使ってない部屋があれば、そこを改造するのもいいでしょう。

半分の壁を作ったり、造り付けの棚を作ったりして、
マイ空間を区切り

「ここは趣味空間だから、いつでも使うし、散らかっていても許すように」とするのです。

また、家庭によっては「空いている部屋を工夫して、収納スペースとして活用したい」
という人もいるかもしれません。
子どもが独立して使わない荷物が増えたり、

徐々に身の回りの物を整理していきたいと思ったとき、
使い勝手の良い収納部屋があれば生活空間が広くなって、快適な生活もおくれます。

あるいは、これから歳を重ねるのに「体の老化が心配だ」とか、
地震が増えている地域だから「わが家の耐震性が心配だ」という
将来への不安を感じている中高年者もいることでしょう。

そんなときも、
本当に高齢になってしまうと対策が間に合わなかったり、

不自由なまま暮らすことで思わぬケガをして、かえって体を痛めたりすることもあります。
そうならないために、
まだ心身ともに元気なうちに準備をしましょう。

具体的には、いま思っている不安なことをリストアップしたり
家族で話し合ったりして、
具体的に家のどこを改修したいか洗い出します。

そのあとでリフォームのプロに相談してみましょう
ときには、自分たちが思っていなかった改善点を
言われるかもしれません。

専門家からみた家の傷み具合や耐震性、
地域の特性(地震が予想される地方、

台風などの災害が多い場所など)に合わせた、家の補強箇所を提案してもらいましょう。

しかし、「すべて言われたとおりに改善しなくてはいけない」とあせる必要はありません。
家族同士で「不安箇所はこんなポイントだった」と話し合い
皆で相談して、自分たちの優先順位をつければいいのです。

改装内容や予算など家庭によっては事情があり、すべて叶えられるとは限りませんから。

家族会議

その後で、プロに「自分たちの優先順位はこの順だけれど、
専門家からみた場合はどんな優先順位だろうか」と確認します。
それを総合的に考えて、家族みんなで判断して、リフォーム工事をしてもらいましょう。

なお、先ほどお話しした
趣味スペースや収納スペースを作るにしても、

家の補強リフォームをするにしても、
同時にやった方がいい工事があります。

それについては、次回お話しします。

窓からの「防犯・防音・断熱」対策で安心な家づくり

 

今回は「窓」のお話を私がさせて頂きたいと思います。

 

私たちはふだんの生活の中で、窓について「不便だ」とか「困る」
とか
あまり思ったことがないかもしれません。

しかし、窓は光や風を取りこむだけでなく、
音や熱や不審者の侵入を防いでくれる、大切な場所なのです。
窓を工夫することで、「快適に暮らす」ことができ、「省エネ」にもつながりますよ。

では、具体的に工夫ポイントを紹介していきます。

窓のリフォームで空き巣対策                

家族が仕事や学校などで昼間に留守が多い家は、「空き巣対策」をしましょう。
空き巣の半数以上が、窓を破って侵入しています。

強盗が窓を割る

そして、窓を破るのに5分以上かかると入るのをあきらめるというデータがあります。
そこで、採用したいのが【防犯ガラス】です。
2枚以上のガラスに樹脂中間膜をはさんだもので、
ガラスを破壊するのに時間がかかり、空き巣が侵入しにくくなります。
また、窓やドアに補助鍵をつける【ツーロック】にすれば、さらに安心です。

 

窓を使った防音策                  

 

帰宅したら、自分の好きなテレビや映画を見たり、音楽を聞いたりしたい……
そんな人は、自分の出す「迷惑音」に気をつけましょう。

自分の出す音や、逆に外からの「騒音」は、
【サッシの機密性】を高めることで防ぐことができます。

実は、サッシにはJIS規格で規定された遮音性能(防音性能)を示す等級があるのです。

ピアノなど楽器を演奏する家庭や、迫力のあるホームシアターを楽しみたい人は
遮音性能のいちばん高いタイプ(T4)をおすすめします。
また、車などの騒音で悩む人もこのサッシにすれば、静かな生活を得られるでしょう。
さらに、今あるサッシに内窓をつけて【二重窓】にすれば完璧です。

 

窓を使用した寒さ対策~温かな部屋づくり~      

 

機密性の高いサッシを選び、
二重窓にすることで、密閉性も高くなり

冬に外の冷たい空気が入ってこなくて暖かく過ごせます。
でも、夏の暑さは困りますよね。

そんなときは【エコガラス】を選んではいかがでしょう。
エコガラスとは、ペアガラス(複層ガラス)の間に特殊な
金属膜をはったガラスのことで、

この金属膜が太陽熱を反射してくれるので、断熱効果が高く冷房費の節約になります。
また、エコガラスは紫外線をカットするので、
防日焼けやインテリアの色あせもいでくれます。

窓の外も工夫するグリーンカーテン           

 

夏の日差しをさえぎるには、窓の外も工夫したいです。
最近は「グリーンカーテン」と言って
窓の近くにつる性の植物を育て、
夏の日差しをやわらげようとする家が増えてきました。

見た目にも涼しく、植物が二酸化炭素を取りこんでくれるので、とてもいいですね。
でも、忙しくて植物の世話が難しい家庭は、
昔ながらの「すだれ」や「よしず」を活用しましょう。

といっても、イマドキのすだれとは、【窓シャッター】のことです。

窓シャッターは、好きな長さに下ろすことができ、日差しを自由にコントロールできます。
そして、イマドキのよしずとは【後付けひさし】のことです。
西日の気になる窓につければ、強い日差しをさえぎって、暑さをしのいでくれます。
いずれも、希望する窓に後から取りつけることができ、
色も白色など明るいものがあります。

 

ふだん、なにげなく使っている窓。
窓の外のを眺めるだけでなく、
この機会に「我が家の窓」を見直して、

より暮らしやすくなるよう工夫してみましょう。

ご相談・お問い合わせは エスケーハウス株式会社

宮崎・鹿児島で新築住宅・リフォーム・塗装をするなら10年連続地元でNo.1の表彰された「エスケーハウス」

エスケーハウス株式会社

フリーダイヤル 0120-106-707 受付時間9:00〜21:00(火曜のみ〜17:00)FAX 0986-45-9317 (24時間対応)

お問い合わせはこちら

ページのトップへ