宮崎市の月見ヶ丘にある20坪の住宅で、92平方メートルの屋根を塗装した様子を紹介していきます。
今回塗装するのはスレート(コロニアル)屋根です。
セメントを主材料とした板状の素材で、軽量かつ耐用年数が長い屋根材として人気があります。
スレート屋根では3つの作業が必要です。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
以下では詳しく解説していきましょう。
スレート(コロニアル)屋根の下塗り作業
※スレート(コロニアル)屋根の下塗りの様子です
仕上げ塗料を塗る前に下塗りが必要です。
下塗りをしないで塗装をするとすぐに剥がれてしまうからです。
今回は透明なシーラーを下塗り材として使用しました。
仕上げ塗料の付着性を高めたり、下地材の吸湿性を抑える役割があります。
スレート屋根の中塗り・上塗りをしました!
※スレート(コロニアル)屋根の中塗りの様子です
下塗りをしたら中塗り・上塗りの工程です。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使っています。
「同じ塗料を使うのなら1回塗りでいいのでは?」と疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、1回塗りだと十分な厚みが得られず、塗装の耐久性が低下してしまいます。
1回塗ってから乾燥させて、その後にもう1回塗ることで、2層の塗膜が作れます。
2層の塗膜によって厚みを作ることで、塗料は本来の耐用年数を発揮できるのです。
もしDIYで屋根を塗装したいと考えている人がいるのなら、必ず仕上げは2回塗りすることを覚えておきましょう。
スレート屋根の場合は縁切り作業もあります。
縁切りとは、スレートの隙間を塗料で埋めないようにする工程です。
スレートに隙間がないと、内部に入り込んだ雨が排水できません。
そのため雨漏りを引き起こしやすくなるでしょう。