宮崎市の清武町にある住宅で今回は瓦屋根の塗装作業を紹介していきます。
今回の瓦屋根はやや特殊な形状をしています。
一般的な瓦屋根というと、波形の形状を思い浮かべるでしょう。
しかし、今回の住宅に使われている瓦は平型と丸形が組み合わさったような形状をしています。
洋瓦と呼ばれるヨーロッパから入ってきた素材で、日本の住宅では珍しい屋根材です。
そんな洋瓦の塗装は以下の3工程でおこないます。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
詳しく見ていきましょう。
赤い瓦屋根の下塗りをします!
※色が濃い部分が下塗り後
赤い洋瓦に下塗りをしていきます。
下塗りをしないと塗装がすぐに剥がれてしまうため、重要な工程です。
今回は紹介していませんが、下塗り前に瓦が破損してる場合は補修もおこないます。
ひび割れを埋めたり、瓦の交換したりといった補修方法があります。
赤い瓦屋根の中塗りをします!
※色が濃い部分が中塗り後
下塗り後は中塗り作業があります。
仕上げ塗料は合計で2回塗るのが一般的で、1回目を中塗りと呼びます。
もとの瓦の色と同じく赤系の色で塗装していきました。
仕上げ塗装では遮熱塗料を使う場合もあります。
遮熱塗料とは太陽光を反射する性質を備えた塗料です。
遮熱塗料を使って塗装すると屋根の表面温度や室温が抑制でき、冷房費用を節約できるでしょう。
ただし、工事価格はやや高くなります。
赤い瓦屋根の上塗りをします!
※上塗り後の様子
中塗りが乾燥したら上塗りです。
鮮やかな赤系の色に仕上がりました。
瓦だけではなく、屋根の頂点にある棟板金といった部位も同じ色で統一しています。
特に板金部は錆びやすいため、定期的な塗装で保護する必要があるでしょう。
屋根瓦の塗装が終わったら次は外壁塗装の紹介です