【宮崎県宮崎市】大字田吉で足場の設置と養生、シーリング補修をしました!
宮崎市の大字田吉にあるお家で、以下の工事を行いました。
- 足場の設置と養生、シーリング補修
- セメント瓦屋根の塗装
- モルタル外壁の塗装
- 雨樋や雨戸、破風などの付帯部塗装
今回は、足場の設置と養生、シーリング補修を紹介していきます。
外壁と屋根に足場を設置
まずは仮設足場の設置をしました。
足場の外側にはメッシュシートを張り巡らせて、塗料の飛散を防止しています。
足場にかかる日数は1〜2日程度です。
外壁の養生作業
養生とは、塗装の際に窓といった塗らない部位を保護するためにテープやビニールシートを張る工程です。
写真の左や右下のビニール、緑や黄緑の線状の部分が養生です。
外壁に縦に線となっている部分は、塗装前に行うシーリング補修のために養生しています。
養生にかかる日数は1〜2日程度です。
外壁のシーリング補修
養生をしたらシーリングの補修作業です。
シーリングとは、窓枠や外壁の目地に埋め込むゴム状の外壁材です。
外壁同士の衝撃を緩和したり、隙間から内部に水が入りこんだりするのを防止する役割があります。
劣化したシーリングは割れたり剥がれたりして雨漏りの原因となるため放置するのは危険です。
基本的には足場費用の無駄をなくすために外壁や屋根塗装と一緒にシーリングのメンテナンスも行います。
ただし、外壁は劣化が進んでいないけれどシーリングだけボロボロという場合もあるでしょう。
そういった場合はシーリングのメンテナンスだけだとしても雨漏り防止といった観点から工事しておきましょう。
シーリングは乾燥するまでに1日以上かかるため、すぐに外壁を塗ることはできません。
そのため、塗装の作業は先に屋根から手を付けていきます。
次回は、屋根塗装の作業風景を紹介します。
【宮崎県宮崎市】大字田吉で75平方メートルのセメント瓦を塗装しました!
外壁のシーリング補修をしたあとは、セメント瓦の屋根を塗装していきます。
セメント瓦屋根の塗装は以下の3つの工程が必要です。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
他の屋根材でも似たような手順となるため、流れは覚えておくと良いでしょう。
セメント瓦屋根の下塗り作業
エスケー化研の屋根用塗料「マイルドシーラーEPO」でセメント瓦の下塗りを行っていきます。
セメント瓦は粘土瓦と違って耐久性が低く、10年に1度のペースで塗装メンテナンスが必要です。
下塗りをしないとこの後に使う中塗りや上塗り塗料が密着せずに剥がれやすくなってしまうでしょう。
セメント瓦屋根の中塗り作業(仕上げ1回目)
下塗りをしたら次は中塗りです。
中塗りと上塗りではエスケー化研が販売する「エスケープレミアムルーフSi」というシリコン塗料を使っています。
耐用年数が7〜9年程度ある人気の屋根塗料です。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
同じ塗料を2回塗ることで塗装の耐久性を確保しているのです。
セメント瓦屋根の上塗り作業(仕上げ2回目)
中塗りと同じ塗料で上塗りも行います。
使っている色は「セピアブラウン」という茶色系ですが、光の加減によってグレーに見えています。
屋根の見た目に直接影響するのはこの上塗り部分です。
瓦は凹凸が多いため塗り忘れが発生しやすいです。
1枚1枚を丁寧に塗ることでムラや塗り忘れを防止しました。
瓦だけではなく棟(むね)といった役物も塗装していきます。
棟は屋根の頂点にあり、隙間から雨漏りがしないようにする役割があります。
ここまでが、「エスケープレミアムルーフSi」を使った屋根塗装の工程です。
今回の塗装でセメント瓦はさらに10年弱はもちます。
また10年たったころにメンテナンスすれば瓦の耐用年数を長く保てるでしょう。
【宮崎県宮崎市】大字田吉でモルタル外壁をエスケープレミアムシリコンで塗装しました!
屋根塗装が終わったらモルタル外壁の塗装を行います。
モルタルの外壁も瓦屋根と同じく3段階の塗装を行います。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
今回のお家では、下塗りに特殊なローラーを使いました。
モルタル外壁の下塗り
エスケー化研株式会社の白い下塗り塗料「水性ソフトサーフSG」で塗装しました。
「水性ソフトサーフSG」は厚みのある下塗り材で、小さな傷を隠せる特徴があります。
また、下塗りではマスチックローラーを利用しています。
マスチックローラーとは穴の空いたローラーで、凹凸模様を付ける際に使います。
モルタル外壁はもとのままだと平らなので、塗装時には凹凸をつけるのが一般的です。
既存の外壁にも凹凸はありましたが、強調するために下塗りでマスチックローラーを使いました。
モルタル外壁の中塗り(仕上げ1回目)
※肌色の部分が中塗り
下塗りを終えたら中塗りをしていきます。
中塗りに使った塗料はエスケー化研株式会社の「エスケープレミアムシリコン」です。
エスケープレミアムシリコンは「ラジカル塗料」と呼ばれる最新の塗料商品です。
劣化の原因である「ラジカル因子」を抑制して、従来の塗料よりも高いコストパフォーマンスを発揮します。
現在の外壁塗装の主流はシリコン塗料です。
しかし、価格がほとんど変わらないのに耐用年数が何年も延びる「ラジカル塗料」が今後の主流となるとも言われています。
モルタル外壁の上塗り(仕上げ2回目)
※左側の薄い部分が上塗り
中塗りを終えたら同じ塗料で上塗りをします。
写真の上塗り部分が薄く見えるのは、塗った直後だからです。
塗料は乾燥すると光沢を失ってやや暗く見えます。
外壁の塗装が終わっても最後の仕上げが残っています。
次は「付帯部」の塗装を行っていきましょう。
【宮崎県宮崎市】大字田吉で雨樋や雨戸、破風などの付帯部を塗装しました!
屋根と外壁の塗装が完了したら最後に雨樋や雨戸といった付帯部工事を行います。
付帯部とは、外壁や屋根の主な塗装面以外の部分です。
今回の工事では以下の付帯部を塗装しました。
- 軒天
- 雨樋
- 破風
- 雨戸
- 窓枠
他にも雨漏りチェックのための散水テストをしています。
雨戸の塗装
茶色の塗料で雨戸を塗りました。
光の加減で黒っぽく見えますが実際には茶色系です。
雨戸とは、窓を風や雨から守る戸のことです。
雨戸は隙間が多くてローラーではすべてを塗れません。
そのため、1枚ずつ羽根をハケで塗っていくか、吹き付け塗装をする必要があります。
雨樋と軒天の塗装
雨樋も茶色系で塗装をしました。
雨樋とは、屋根の雨水を地上に流すパイプ部分です。
屋根の雨が外壁に流れて雨漏りを起こさないようにする役割があります。
軒天は白で塗装しています。
天井部は陰になるため、明るい色を使わないと見た目が暗くなってしまうでしょう。
写真はありませんが他にも窓枠や破風を茶色に塗装しました。
破風とは、屋根の側面のうち雨樋が付いていない面のことです。
また、このお家では過去に北面に雨漏り箇所があったためコーキング補修をしていたとお聞きしました。
そのため、建築士が立ち会いして散水調査をしています。
散水調査とは、実際に水を流して雨漏りがないかどうかを調べる手法です。
付帯部の塗装作業は全部で1〜3日程度かかります。
作業内容と塗装場所の数によっては吹き付け塗装の準備などで手間がかかるため工期が延びるでしょう。
今回のお家は20坪と小規模でしたが、外壁で114平方メートル、屋根で75平方メートルと塗装箇所はたくさんありました。
同規模の住宅で雨漏り修理と塗装の両方を考えている方はぜひエスケーハウスにご相談ください。
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