2019.10.9

階段リフォーム基本知識から費用・成功のコツまでを紹介

「階段の勾配が急で怖い」
「階段の劣化が著しい」
「階段リフォームを検討しているが何から始めればいいかわからない」

上記に1つでも該当する人は、この記事を読んでみてください。
今回紹介しているのは以下の3項目です。

階段をリフォームしたい人にとって必須の情報ですので失敗しないためにチェックしてみましょう。

 

階段リフォームの基本知識

階段リフォームを行う上で、以下の3点はしっかりと理解しておく必要があります。

  • 建築基準法で決められたサイズ
  • 安全面への配慮
  • 階段の種類

それぞれどんな内容か具体的に解説していきます。

 

建築基準法で決められたサイズ

建築基準法では、以下のように階段の各パーツのサイズが指定されています。

  • 階段の横幅75cm以上
  • 蹴上げ(1段の高さ)23cm以下
  • 踏み面(足を乗せる部分の奥行き)15cm以上

上記の規定は、階段を安全に昇降できるように計算された数値です。
一般的な階段は、蹴上げ18~20cm、踏み面20cm~22cmになっています。

手すりに関しても建築基準法で以下のように義務付けられています。

  1. 階段に手すりを設置すること
  2. 手すりのない側の壁は代わりのものを取り付けること

建築基準法は階段のデザインやサイズを決める上で非常に重要なものとなります。
階段リフォームの際には、頭に入れておくようにしましょう。

 

安全面への配慮

階段は家の中でも危険が多い場所であるため、安全面への配慮は欠かせません。
具体的には以下の2点に配慮しましょう。

 

●滑りにくさ

階段の床材は、滑りにくい素材を活用しましょう
木材やコルク、カーペットなどは滑りにくい素材だと言えます。
人工大理石を使う場合は、踏み面の部分を木製にするなど工夫を施しましょう。

 

●明るさ

階段はつまずいたり踏み外したりして転倒する可能性があります。
特に照明が不十分で階段が暗い場合には危険が伴います。
階段には照明器具を必ず設置し、床材を目立つトーンにするなど明るい階段づくりを意識しましょう

 

階段の種類

階段は大きくわけて5種類があります。

  1. 直階段
  2. かね折れ階段
  3. 折り返し階段
  4. 螺旋階段
  5. カーブ階段

それぞれどのような階段なのかを確認していきましょう。

 

●直階段

まっすぐにのぼるシンプルな階段です。
スペースが必要ないため安価で設置ができます。
階段の高さが4mを超える場合には、4m以内の場所に踊り場を設けなければいけません。

 

●かね折れ階段

階段の途中でL字型に90度折れて踊り場がある構造になっています。
スペースが必要な構造のため、直階段より費用は高くなるでしょう。
費用が高い分、視覚的に楽しめる要素を含んでいます。

 

●折り返し階段

かね折れ階段と似た構造で、違いはL字型ではなくU字型に180度折れていることです。
かね折れ階段よりもスペースを要するため、費用が非常に高額となる傾向があります。
勾配が緩やかで踏み面も多くとれるので安全性は高いです。

 

●螺旋階段

螺旋階段はステップが螺旋状の構造をしています。
おしゃれな階段ですが、中心に近いほど踏み面が狭くなり実用性は低いです。
見た目の印象を重視する場合は導入してもよいでしょう。

 

●カーブ階段

螺旋階段との違いは、1周するのではなく曲線を描くようにのぼる点です。
螺旋階段のデメリットである踏み面の狭さが解消されています。
非常に高額な階段で、80万円程度の工事費用が必要です。

 

階段リフォームの費用相場

階段リフォームは、内容によって費用相場に大きな差があります。
以下では6つの事例を紹介しながら、具体的にどれくらいの費用がかかるのか解説します。

 

手すり・滑り止め・足元灯の設置:5万円~30万円

階段の危険防止を目的としたリフォームは30万円以下で行えるのが一般的です。
安全面の確保は階段リフォームの優先事項ですので、工事の最初に検討しましょう。

 

階段下に収納スペースを作る:費用相場10万円~15万円

階段下のデッドスペースは収納に最適な空間です。
階段下のスペースを持て余している場合には、収納スペースに変えるリフォームがおすすめです。

ウォークインクローゼットタイプは平均15万円の費用がかかります。
また棚のみの簡易的な階段下収納は平均10万円の費用がかかります。

 

段差を1段〜2段増やすリフォーム:費用相場20万円~50万円

勾配が急な階段はとても危険です。
急な勾配の階段は、段差を増やすことで安全面を確保しましょう。

蹴上げを低くして踏み面を広くすることで階段の段数は増やせます。
大規模なリフォームではないため、比較的安価で行えるリフォームだと言えます。

 

階段を架け替えるリフォーム:費用相場50万円~200万円

階段の位置を変えずに新しい階段を架け替えるリフォームです。
既存の階段の状態や工事方法によって費用は大幅に変わります。
費用がかかる分、自分の好きなデザインやカスタマイズを実現できます。

 

勾配を緩めて再構築するリフォーム:費用相場100万円~150万円

階段の勾配が急すぎる場合には、段差を増やすリフォームでは対応できません。
勾配が急すぎる場合、勾配を緩めて階段を再構築するリフォームを行う必要性があります。

建材や段数によって費用を抑えられるので、予算に合わせて最適なものを選びましょう。

 

階段の位置を変更するリフォーム:費用相場150万円~300万円

階段の位置を変更するリフォームには間取りの変更も伴い、大規模なリフォームになります。

また「建築確認申請」が必要となるケースがあり、階段リフォームの中では非常に高い費用を要します。
建築確認申請とは、建物や地盤が建築基準法に適しているかを確認する作業です。

 

階段リフォームを成功させるコツ

階段リフォームには成功へと導くポイントがあります。
以下では重要な3つのポイントを紹介します。

  1. 安全面を考慮したリフォームを心がける
  2. 理想の階段リフォームイメージを固める
  3. カバー工法も選択肢に入れておく

それぞれ具体的にみていきましょう。

 

安全面を考慮したリフォームを心がける

階段リフォームで最も大切なポイントは安全面を考慮することです。
階段は家の中で特に事故が起こりやすい場所で、多くの危険が潜んでいます。

階段リフォームは見た目の印象やデザインを重視して行いがちです。
安全面を無視してしまうと、長い目で見たときにケガをしやすいといった損をしてしまいます。

どんなに見た目が良くても安全面が確保されない階段は成功とは言えません。
階段リフォームを行う際には、安全面の確保を第一に考えてください。

 

理想の階段リフォームイメージを固める

階段リフォームにはさまざまな規模のリフォームがあります。
規模によって費用も変わってくるため、業者と相談する前にイメージを固めておきましょう。

イメージを固めておくことで打ち合わせをスムーズに行えます。
また、業者に流されて不要な設備を導入することも防げます。

階段リフォーム成功へのファーストステップは、家族で話し合いをしてイメージを固めることです。

 

カバー工法も選択肢に入れておく

階段リフォームのコストを抑える手段に「カバー工法」があります。
カバー工法は既存の階段の上から行うリフォームです。
階段を解体する必要がないため、費用を格段に抑えることができます。

必要のない工事をするリフォームは成功とは言えません。
カバー工法でも対応できるのか、業者と相談しながら進めていきましょう。

 

階段リフォームは安全性を最優先に行おう!

階段は家の中でも事故が多い場所です。
たくさんの危険が潜んでいるからこそ、階段リフォームは安全面が第一です。

階段リフォームは安全面をまず確保してから、設備やデザインを考えるようにしましょう。

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