和室から洋室へリフォームするメリットや費用相場、安くするコツを解説

昔は居心地のよかった和室も、だんだん使わなくなり物置になっていたり、
使いづらいと感じたりしていませんか?

最近、和室を洋室へリフォームしたいと考える人が増えています。

「洋室にリフォームしたいけど後悔したくない」
「できるだけ安くリフォームしたい」

この記事では、そんなふうに感じている方に向けて、以下を紹介します。

洋室へのリフォームで失敗したくない方は必見です。

 

和室から洋室へリフォームするメリットとデメリット

和室から洋室へリフォームする場合のメリット・デメリットを整理してみましょう。

メリットとデメリットの両方を把握することで、
リフォームで失敗や後悔する確率はぐっと下がるでしょう。

それではメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。

 

和室から洋室へリフォームするメリット

最初はメリットを確認してみましょう。
洋室へリフォームするメリットの多くは、畳からフローリングにすることで生まれます。

 

●掃除しやすく、清潔が保てる。ダニやホコリも少ない

畳の床や土壁の部屋では避けられないダニやホコリ。
フローリングやクロス壁へリフォームすることで、ダニが住みづらくホコリも溜まりにくくなります
また、お掃除がしやすいので、少ない労力で清潔を保つことができます。

 

●へこみにくいため、大きな家具を置ける

膝や腰を曲げる必要のある和室の生活様式は、年齢とともに負担が大きくなります。
いざ大きなソファーやベッドで楽に過ごしたいきに、畳では家具の足部分がへこんでしまうでしょう。
フローリングの床ならへこみを心配することなく、大きな家具を設置できます。

 

●畳や障子・襖の張り替えなどのメンテナンスが不要

畳や障子・ふすまは、定期的に交換するのは一苦労。
業者に頼むこともできますが、コストもそれなりにかかります。

それらをフローリングやドアにリフォームすれば、数十年は交換せずに使えます

 

●将来的な介護やバリアフリーに対応しやすい

加齢で足腰が弱ったら、立ち座りが大変な布団からベッドに変更するのが、在宅介護の基本です。

フローリングなら畳に比べてベッドを気軽に置けます。
また車いすや歩行器などの車輪がついた介護用品の扱いもスムーズになるでしょう。

さらにベッドの横に置いて使うポータブルトイレ(簡易トイレ)も、
フローリングのほうが清潔を保てます。

 

●気密性が上がり、エアコンなどが効きやすい

畳や土壁・木の建具は隙間ができやすいものです。
そのうえ障子やふすまは紙でできているので、和室は気密性が低い環境です。

一方の洋室は、木の収縮を踏まえたフローリングや、
隙間なく貼る壁のクロスなどによって気密性が高い
です。

気密性が高いほど、冷暖房の無駄を少なくし効率よく使えます。
そのため洋室は和室にくらべエコな部屋といえるでしょう。

 

和室から洋室へリフォームするデメリット

和室から洋室へのリフォームで後悔しないためにデメリットもきちんと把握しておきましょう。

 

●畳に比べるとフローリング床はくつろげない

日本人の多くにとって、和室の最大の魅力は「くつろぎ」でしょう。
程よく硬く、少しやわらかい畳にごろ寝したときのあの感覚。
イグサ(い草)のすがすがしい香りは忘れがたいものです。

フローリングは椅子での生活を前提とした硬い床です。
座ったりゴロ寝したりするのには向いていないと言えるでしょう。

 

●足元が冷えやすい

冬場のフローリング(特に集成材の床)の部屋では、足元がとても冷えます。
一方、ワラなどで厚く作られている畳は、冬に裸足で過ごしても比較的冷たく感じにくいです。

この違いを生む理由は2つあります。

  1. 冷たい空気は下に沈む
  2. 空気の入る小さな隙間(空隙率)が少ない素材ほど冷たくなる

こういった理由で、畳に比べフローリングの足元はかなり冷えます。
さらには、部屋の空気を足元から冷やすという悪循環まで起きているのです。

 

●生活音が響きやすい

同じ部屋とは思えないほど、畳からフローリングに変えると足音などの生活音が響くものです。

後でまた詳しく解説しますが、
特にマンションではフローリングにする場合に基準が決められているケースもあります。

 

●通気性や調湿性が失われる

和室は木や土・紙などの呼吸する自然素材でできています。
そのため高い通気性や調湿性を持っているのです。

洋室へのリフォームは気密性が高まる分、通気性や調湿性が失われてしまいます。
カビや結露の原因になりますので注意が必要でしょう。

 

和室から洋室へのリフォームはこんな方におすすめ

以上のようなメリット・デメリットをふまえて、
洋室へのリフォームは以下のような方に特におすすめです。

  • 掃除やメンテナンスなどの手間を少なくしたい
  • 楽な生活スタイルに変えたい
  • 床での生活様式を望んでいない

あなたはどれに当てはまるか考えておきましょう。

 

和室から洋室へのリフォームの種類と費用・相場

ひと口に和室から洋室へのリフォームと言っても、いくつかの種類が存在します。
まずは一覧表で確認してみましょう。

以下では、それぞれのリフォームについて詳しく解説します。

 

畳からフローリングへのリフォーム

安価で手軽なフローリングだけのリフォームです。
床の下地工事はセットで必要になることを知っておきましょう。

理由は、畳(5~6cm)とフローリング材(1.2~cm)の厚みが違うからです。
畳の撤去後、まずはかさ上げする工事(基礎下地工事)をします。
その上にフローリングを貼ることで、元の床と同じ高さにするのです。

フローリングへのリフォーム費用の目安は6~30万円程度です。
部屋の広さや補強工事の有無、選ぶ材料などで価格が変わります。

たとえばフローリング材には「無垢(むく)材」と「集成材」の2種類※があり、
一般的には無垢材が割高です。

さらに同じ無垢材でも木の種類で価格が違うということも知っておきましょう。

  • 無垢材:一本の丸太から必要な大きさに切りだされた木材
  • 集成材:小さく(薄く)切り分けて乾燥させ、接着剤で組み合わせた人工木材

どちらを使うかは業者と相談しましょう。

 

壁や天井のリフォーム

和室の壁は、柱や土壁による凹凸があります。
そのため、一面すっきりさせるために、下地を作る工事(造作工事)を行います。

材料はクロスと呼ばれるビニール製の壁紙を使うことが多いです。
最近は西洋漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)などの塗り壁も人気が出てきました。

また、カントリー調にコーディネイトしたい場合には、一部・もしくは全面に木を使うことも可能です。

費用は、壁や天井の面積・使う材料によって変わりますが、相場は10~35万円程度。

壁と天井のリフォームは、部屋の雰囲気を大きく変えるので、
部屋のイメージをしっかりと持つことが重要です。

 

ふすまを洋風引き戸やドアにリフォーム

床や壁を洋風にしても、ふすまや障子のままでは和洋折衷の不自然な部屋になります。
床や壁のリフォームをするのなら、ぜひ建具も洋風に変更しましょう。

建具のリフォームの種類としては費用が高い順に以下の3つがあります。

  • 洋風の開き戸(ドア)
  • 洋風の引き戸
  • ふすまに壁紙を張る(ふすまの種類によっては不可)

開き戸(ドア)への変更は、枠の設置や段差解消など大掛かりになります。
そのため、こだわらないのであれば引き戸がおすすめです。

費用の目安としては3~15万円です。
戸口の広さ(ふすまの枚数)や変更する建具の種類で金額は変わります。

 

押入れをクローゼットにリフォーム

押入れを洋風のクローゼットにすれば、収納としての使い勝手が大幅によくなります。

部屋を和室のままで使うケースでも、このリフォームをする価値は十分あるでしょう。

押入れは多くが2段になっており、必要に応じてこの段を取り払います。
そのうえで必要な仕切りや棚・ハンガーパイプ(衣類用)などを取り付けます。

ふすまは引き戸や折れ戸に変更するケースが多く、折れ戸にしたほうが使い勝手はよくなるでしょう。

リフォーム費用の相場は15~50万円で、押入れの広さや使う材料で大きく変わります。

たとえばカビ予防に効果的な「調湿建材」と呼ばれる材料は非常におすすめですが、
その分費用はかさみます。

 

和室から洋室へのリフォーム費用を抑えるコツ

同じ内容のリフォームでも、業者によって価格に差があり、補助金を活用するかでも費用は変わります。
以下では、リフォーム費用を抑えるコツをまとめました。

 

安い材料を選ぶ

シンプルに安い材料を知ってリフォーム費用をおさえましょう。

 

●フローリング

最もリーズナブルなのは、「複合フローリング」と呼ばれる集成材の床材です。

どうしても無垢材にこだわりたいのであれば、
スギやヒノキなどの針葉樹で、節が多いものを選ぶと安価で手に入ります。

また、フローリングではありませんが、ビニール床材を貼る方法なら、
さらに安い価格でリフォームが可能です。

 

●壁・天井

壁や天井に貼るクロスは「塗り壁」や「木材の壁」に比べて安価にリフォーム可能です。

ただしクロスはデザインや用途、機能など非常に多くの種類が存在します。
価格を見ずにデザインや機能でクロスを選ぶと、高額になる場合があるので注意が必要です。

 

●建具

最もリーズナブルなのは、
既存のふすまに壁紙(クロス)を貼って洋風の建具にリフォームする方法です。

ただし、この方法で張り替えてくれる業者はほとんど存在しないため、DIYで行う必要があります。

 

依頼する業者の違いを知って選ぶ

同じリフォーム内容でも、依頼する業者によって価格はかなり変わります
まずは一覧表で確認してみましょう。

この中で価格が安いのは「中堅リフォーム会社」「小規模工務店」ですが、
特におすすめは「中堅リフォーム会社」です

中でも下請けを使わない完全自社施行の中堅リフォーム会社なら、
工務店よりも安くなるケースもあります。

さらに地元で大きくなった中堅会社は、
下手な工事をすると地域で生き残れなくなるため、高品質になる傾向があります。

大手リフォーム会社はブランドこそありますが、名前が売れているだけあって価格が割高です。

また、実際の工事は下請けや孫請け業者のケースも多く、必ずしも品質が高いとは限りません。

小規模の工務店なら価格が安く、良い会社を選べばとても親身に相談に乗ってくれます。

ただし、工事の品質は会社によって違うため見分けることが難しいでしょう。

 

補助金を活用する

行政がリフォームに対して行っている補助金には、
耐震・省エネ・バリアフリーなどさまざまなものがあります。

ところが、和室から洋室へのリフォームのような、内装で使える補助金は少ないのが現状です。

しかし、移住者向けの補助金やバリアフリーなど、
自治体によっては、補助金が使える可能性があります。

下のサイトでは各自治体の補助金が分かりますので、チェックしてみてください。

住宅リフォーム推進協議会
「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和元年度版)」

 

和室から洋室にリフォームする際のポイント

ここでは、和室から洋室にリフォームする際におさえておきたい、いくつかのポイントをご紹介します。

 

リフォームする際の工期について

リフォームを考えるとき、はじめは費用やデザインに目が行きやすいですが、
実は工期も大切な要素です。

リフォーム内容によって工期は変わりますので、下の表を目安にしてみてください。

工期が長い場合に、あなたが様子を見ていて気になる部分を、
施行中の職人さんに伝えてしまうケースがあります。

しかし、あらぬ誤解や行き違い、増額などトラブルの原因になるので絶対にやめましょう。

変更や手直しを要請するときは、
リフォーム会社の担当者や現場監督などの責任者に伝えると、スムーズにいきます。

 

マンションで必要な遮音性について

足音などの生活音が響きやすいフローリング。
マンションでは上下階とのトラブルの元になるので、特別に遮音性に配慮する必要があります。

一般的にはマンションの管理組合で「遮音等級」という基準が指定されています。
事前に工事を依頼する業者といっしょに確認しておきましょう。

遮音等級とは、上の階の床で発生した音が下の階にどの程度聞こえるかを等級で表した基準です。
「L値」と呼ばれる数値が小さいほど遮音性能が高いです。

 

バリアフリーについて

将来的に高齢者の部屋になる可能性があるのなら、バリアフリーも視野に入れておきましょう。

バリアフリーに向けたリフォームの具体例を4つまとめました。

  • 床やふすまのリフォームでは敷居などの段差解消をする
  • 壁の下地工事では手すり用の下地もあわせて作っておく
  • 開き戸ではなく車いすや歩行器でも使いやすい引き戸にする
  • フローリング材は傷や汚れに強いものを選ぶ

また、バリアフリーのためのリフォームであれば補助金が使えるケースもありますので、
確認してみてください。

 

まとめ:洋室へのリフォームはメリットがたくさん

家族構成や生活スタイルが変わることで、使われなくなったり物置になったりしてしまう和室。

和室から洋室へのリフォームにはデメリットや注意点がありますが、
それ以上に多くのメリットがあります。

気になるのはリフォーム費用ですが、
実際にどの程度かかるのか知っておくだけでも、今後の人生設計に役立ちます。

まずは気軽にお近くのリフォーム業者から見積もりをとってみましょう。

この記事を読んだあなたが、自分にぴったりのリフォームですてきな生活を送れる事を願っています。

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