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2019.12.28

床下の断熱リフォームの種類と費用相場、工事の注意点をチェック!

 

あなたの自宅は床下の断熱をしていますか?

築年数が古い住宅の多くは、床下に断熱材が施工されていません。

 

自宅に断熱材が施工されているかどうか分からないという方も多いのではないでしょうか。

1階部分の床面は地盤の温度や湿度の影響を受けます。

床面と地盤の間に断熱材があるかどうかで、室内の快適さは大きく変わります。

 

この記事では床下断熱の工法や注意点について解説していきます。

 

床下断熱リフォームの種類

 

床下断熱リフォームには、大きく分けて3つの工法があります。

 

  • 床の上を剥がして断熱材を設置する
  • 床の下から断熱材を設置する
  • 床の下から断熱材を吹き付ける

 

それぞれの工法のメリットとデメリットを理解して、自宅に最適な床下断熱を見つけましょう。

 

床の上を剥がして断熱材を設置するリフォーム

1つ目は既存の床を剥がして断熱材を設置し、新しい床を張り直す方法です。

 

メリットは、作業がしやすいことです。

室内での作業なのでスムーズに作業が進み、質の高い施工が期待できます。

床材の取り替えを検討している方におすすめの方法です。

 

デメリットは、コストが高くなることと、工期が長くなることです。

断熱材に加えて新しい床材の材料費や、古い床材の廃棄費がかかります。

また、床材の解体と新設作業があるので工期が長くなります。

 

断熱材として使う材料は、グラスウールやポリスチレンフォームです。

「グラスウール」とは繊維系のフワフワとしたスポンジのような材料で、

安くて施工が簡単なのが特徴です。

 

グラスウール自体には防湿性がないので、防湿層の施工も必要になります。

「ポリスチレンフォーム」は板状の発泡スチロールです。

グラスウールよりも断熱性能は上ですが、施工に手間がかかりコストも割高になります。

 

床の下から断熱材を設置するリフォーム

2つ目は床の下に潜り込み、床下空間から断熱材を設置する方法です。

 

メリットは、コストが安く工期が短いということです。

床材を解体する必要がないので、解体作業と材料廃棄のコストがかかりません。

断熱材の施工のみでできる方法です。

 

デメリットは、施工精度が悪くなることです。

狭く暗い空間で上向きの作業になるので、隙間なく断熱材を敷き詰めるのは大変です。

使用する断熱材は、床の上から施工するのと同様でポリスチレンフォームかグラスウールです。

 

床の下から断熱材を吹き付けるリフォーム

3つ目は床の下から断熱材を吹き付ける方法です。

メリットは隙間なく断熱材を施工できるということです。

また、断熱材の厚さも自由に設定できるのが特徴です。

 

デメリットはコストが高いことと、

床下の吹き付け断熱に対応できるリフォーム会社が少ないことです。

使用する断熱材は、ウレタンフォームが一般的です。

機械で断熱材を床下に直接吹き付けて、材料を接着します。

 

床下断熱リフォームの費用相場

床下断熱リフォームの費用相場をそれぞれの工法で見ていきましょう。

以下では、60平方メートルの面積を想定して費用を算出しています。

 

床の上を剥がして断熱材を設置するリフォームは110万円程度の費用がかかります。

 

  • 解体工事費 約20万円
  • 床の材料費 約75万円
  • 断熱材の材料費 約15万円

 

手間賃を含めた材料費は、1平方メートル当たりグラスウールで1,000~2,200円、

ポリスチレンフォームは2,300~4,000円です。

 

床の下から断熱材を設置するリフォームは10~30万円程度の費用がかかります。

工事費込みの材料費は、1,000〜4,000円です。

 

床の下から断熱材を吹き付けるリフォームは30~40万円程度の費用がかかります。

工事費込みの材料費は、4,000~5,000円です。

 

床下断熱リフォームにかかる工期

 

60平方メートル程度の床下断熱リフォームは1~2日程度の工期が必要です。

床を剥がして断熱材を設置する場合は、床材の新設と撤去でプラス4日ほどの工期がかかります。

 

床下断熱リフォームをする際の注意点

 

よいことばかりに思える床下断熱ですが、注意しておくべき点が2つあります。

知らずに工事をすると失敗して後悔するでしょう。

 

床下断熱のメリットとデメリットを把握する

床下断熱リフォームのメリットは、低コストで効果の大きい断熱効果を得られることです。

デメリットは、断熱材により床下空間が密閉されてしまうことです。

 

基礎のコンクリートは1年以上湿気を放出するので、カビの原因になってしまいます。

床下の換気も同時に考慮する必要があります。

 

相見積もりで優良な業者を探す

相見積もりとは、複数の業者に対して同じ条件で見積もりをしてもらうことです。

工事の相場が分かるので、悪徳業者を見分けられるというメリットがあります。

 

相見積もりで業者を選ぶときは、すべての業者で工事条件を合わせて見積もりを出してもらいましょう。

違う条件で相見積もりをすると、業者の選定が難しくなってしまいます。

 

まとめ:床下の断熱リフォームは工法の種類や費用を把握して成功させよう!

 

床下断熱にはさまざまな工法と材料があります。

低コストで断熱効果が得られる一方で、床下空間が密閉されるおそれがあります。

 

工法によって費用も50万円以上変わるため、最適なリフォーム方法を探して、

快適な住宅環境を手に入れましょう。

 

床下以外の断熱リフォーム費用を知りたい場合は以下の記事もチェックしてみてください。

知ったら得する断熱リフォームの費用を抑える要素と費用相場

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