2020.3.31

人気の断熱材「ロックウール」の断熱性やメリット、デメリットを紹介!

断熱

「家を建てる時に使うロックウール断熱材ってどんなもの?」

「ロックウール断熱材の断熱性はどのくらいなの?」

 

家を新築する際、人気の断熱材「ロックウール」に疑問を抱く人は多いでしょう。

特に、2005年にアスベスト問題が大きく取り上げられてから、断熱材に対する意識が一気に変わりました。

 

アスベスト問題で判明したのは、家を新築する際に外観だけを気にしていた人の多さです。

 

しかし、家を新築する際に本当に重要なのは、断熱材や構造などの見えない部分です。

 

この記事では、断熱材の中でも人気のある「ロックウール」に焦点を当てて、メリットやデメリット、他の断熱材との比較を紹介していきます。

 

読むことで、「人気の断熱材『ロックウール』の特徴と断熱性」や「他断熱材と比較しての優位性」について知ることができます。

 

理想の家作りのためには、人気の断熱材ロックウールとはどんな物なのかをよく知ったうえで、断熱材を選びましょう。

 

人気の断熱材「ロックウール」とは?

断熱2

ロックウールは、玄武岩などの天然岩石や製鉄所の高炉から出た溶融スラグを再溶解させ、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人工の鉱物繊維のことです。

用途や使用場所に合わせてマットなどの様々な形状にして使われています。

 

また、昭和13年(1938年)に工業化されてからは、工場施設やビルなど建築物の保温や防火・耐火材として、日本の繁栄を支えてきた豊富な実績があります。

 

ロックウール断熱材のメリット

メリットとして以下の3点があります。

  • 断熱性に優れている
  • 耐火性が高い
  • 吸音性が高い

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

 

断熱性に優れている

ロックウールの断熱効果は、体積の95%以上を占めている空気が、ロックウールの繊維によって微細な空隙に区切られ、動きにくくなることによって発揮されます。

そのため、ロックウールの密度が高いほど、空気の流れの抵抗( 通気抵抗)が増し、断熱性能が上昇します

 

耐火性が高い

法定不燃材として認められ、燃えにくさや溶けにくさにおいて非常に優れている断熱材です

 

耐熱温度が高く、他の建築材と組み合わせることで十分な耐火性能を発揮します。

実際に屋外からの延焼を想定した試験も行われており、ロックウールを充てんすると格段に耐火性能が上がることが実証されています。

 

吸音性が高い

吸音効果は、ロックウールが形成する連続した細い迷路に音が入って圧縮と膨張を繰り返し、音のエネルギーが熱エネルギーに変換されて消滅することで発揮します。

 

低音域(周波数が低い領域)の吸音率は高音域に比べて低いですが、ロックウールの厚さを増やすことにより改善できます。

 

ロックウール断熱材のデメリット

デメリットとしては以下の3点があります。

  • 値段が高い
  • 吸湿すると断熱性能が低下する
  • 脱落しやすい

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

 

値段が高い

同じく人工の鉱物繊維である「グラスウール」よりも値段が高いです

しかし、性能差に大きく開きがあるため、コストパフォーマンスはロックウールのほうが高いと言えるでしょう。

 

吸湿すると断熱性能が低下する

ロックウールは耐水性がある素材ですが、水分を吸うと繊維の性質が変わってしまいます

 

水分によって、断熱の役目を果たしている微細な空隙が失われてしまうと、性能が大きく低下してしまうでしょう。

 

脱落しやすい

ロックウールは重いため、脱落する(壁の下のほうに固まってしまう)場合があります。

 

脱落したら断熱性能が下がってしまうため、工事の際の施工者の技術力が性能に直結する素材と言えるでしょう。

 

ロックウール断熱材はどんな人におすすめ?

費用

ロックウールは、安価で高断熱と高気密を実現したい人におすすめの断熱材です

高断熱・高気密住宅とは、家全体を魔法瓶のような状態にすることで、冷暖房の効果を逃さずに夏は涼しく冬は暖かい住宅のことを言います。

 

断熱材によっては、高断熱・高気密住宅にするには非常に高額であったり、効果は最初だけだったりするでしょう。

 

その点、ロックウールなら他素材に比べてコストパフォーマンスに優れた断熱材なので、安価で高性能な高断熱・高気密住宅を作ることができます。

 

ロックウールの特徴や断熱性を他の断熱材と比較!

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断熱材は多種ありますが、大別すると「繊維系」と「発泡プラスチック系」があります。

 

以下では、繊維系である「グラスウール」や、発泡プラスチック系の中でも高性能な「フェノールフォーム」を表で比較していきます。

価格は、ロックウールを1とした場合の比率です。

 

ロックウール表

この表をみるとわかるように、どの断熱材も一長一短あります。

以下では、詳しく比較と解説をしていきましょう。

 

グラスウールとの比較

人工繊維系であるグラスウール(10K版)と比較すると、ロックウールのほうがやや値段が高いものの、性能は上です

 

グラスウールとは、ガラスを繊維状にした断熱材のことで、日本では1番使われている断熱材でもあります。

 

では、ロックウールと性能と価格で更に詳しく比較してみましょう。

 

  • 防音性能・熱伝導率・耐火性はロックウールが優位
  • 価格はグラスウールがわずかに優位
  • 種類が豊富のため、汎用性はグラスウールが優位

 

性能が良く、価格も大きく変わらないため、ロックウールのほうがコストパフォーマンスに優れていると言えます。

 

フェノールフォームとの比較

性能面では、フェノールフォームのほうが高いですが、価格は圧倒的にロックウールのほうが安くなります。

 

フェノールフォームとは、熱に強くて燃えにくく、水を吸わない樹脂のことです。

高性能な一方で非常に高額なのがデメリットです。

 

以下で、ロックウールと性能や価格で詳しく比較してみましょう。

  • 防露性や熱伝導率はフェノールフォームのほうが優位
  • 防音性や耐熱性はロックウールが優位
  • 価格面でロックウールのほうが圧倒的に優位

 

このように、ロックウールは、ある程度の性能は担保しながら、非常に安価であることがわかります。

 

まとめ:断熱材で悩んだら断熱性が高いロックウールがおすすめ!

家 調査

断熱材に悩んでいる人には、ロックウールがおすすめです

 

もちろん、断熱材には様々な種類があり、それぞれの断熱材に性能や汎用性で独自の強みがあります。

そのため、すべての人にロックウールがおすすめとは言えないでしょう。

 

しかし、コストパフォーマンスに優れたロックウールは、こだわりがない限り、後悔をしにくい断熱材です。

 

ただし、施工不良が起これば優れた建材を使っても意味がありません。

優秀な施工業者を選ぶために、会社選びは慎重に行いましょう。

知ったら得する断熱リフォームの費用を抑える要素と費用相場」では断熱リフォームの費用も解説しているのでぜひチェックしてみましょう。

 

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