リフォームで壁を撤去したら耐震性が危ない?工事できる壁の種類を紹介
住宅のリフォームについて考えたことはあるでしょうか。
最初はみんなで一緒に生活していた空間が、子供の成長とともに狭くなってしまうといったように、ライフステージが変わることにより住宅の空間を再編成する必要にせまられることもあるでしょう。
リフォームでは壁を撤去して部屋そのものを広くしたり、間取りを変更したりできます。
一方で撤去できる壁には種類がありますし、壁を撤去してしまうことにより住宅の耐震性が損なわれてしまうことも想定されます。
この記事では、そんなリフォームで注意しなければいけないことについて触れていきましょう。
リフォームで壁を撤去する前にチェック!耐震の重要性
地震大国といわれるほどに、日本では地震が多発しています。そのような背景がありますので、住宅の耐震性はとても重要であると言えるでしょう。
南海トラフ地震においては、過去1400年間を見ると約100~200年の間隔で蓄積されたひずみを解放するようになっており、M8~M9クラスの大地震が30年以内に、70~80%の高確率で発生すると言われています。
このように、大地震が近年で発生する可能性が極めて高いことからも、耐震の重要性がわかります。
地震対策が不十分な住宅だと少し大きめの地震が来ただけでも大きな問題が発生する危険があります。
基本的に住宅が軽いほど耐震性が高くなるため、壁だけではなく屋根材でも改善は可能です。
リフォームで撤去しても耐震性に問題がない壁の種類
リフォームで撤去すると問題となる壁とは「住宅を構築するうえで大事な壁」です。
住宅を構成するうえで、構造を保たせるための耐力があります。
これら耐力を担っている主部材を撤去してしまうと住宅が壊れてしまいます。
木造住宅では、柱と柱の間に斜めに入れて建築物や足場の構造を補強する筋交いが該当します。
外観からでは判断できませんので完成図面などを用いて確認することとなるでしょう。
次に、壁・床・天井の六面体で支える仕組みがあり、通称「モノコック構造(箱型構造)」と言われるツーバイフォー住宅では、壁そのものが建物を支える構造となっていることから、多くが耐力壁扱いとなっています。
したがって、どの壁が撤去できるかの判断には高度な専門知識が必要となります。
このように、撤去してはいけない壁が多数あります。
主部材ではない壁は撤去しても問題ないでしょう。
具体的には、天井から垂れ下がるようにできているたれ壁や、床から腰くらいの高さに作られた腰壁などです。
これらの壁については、撤去しても構造上は問題ありませんので、リフォームの際の参考にしてみてください。
壁の撤去を含めたリフォームにかかる費用の目安
DIYでリフォームする以外では、住宅メーカーなどに外注することとなりますので、多額の費用が発生します。
おおよその目安についてですが、2室を1室にまとめる場合のリフォーム費用は50〜80万円程度かかると言われています。
リフォームで耐震性を気にせず壁を撤去するなら業者に依頼しよう
ここまで、リフォームを行う際の注意点などについて記載させて頂きました。
壁を撤去するだけなら少し頑張れば自分でできるのではと考えられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、住宅の主部材を構成している壁は見た目だけでは撤去しても問題ないかどうかを判断することが困難な場合が多いです。
専門知識を有したうえで判断しないと、逆に修復するための費用の方が高くついてしまうこともあるでしょう。
昨今ではDIYが流行りでもありますので、自分でできることは自分で行うということも大事ですが、専門知識を有する内容については専門業者に任せたほうがよいでしょう。
「餅は餅屋」と言う言葉もありますので、リフォームを行う際には慎重に判断し、専門業者へと依頼することをおすすめします。
もし宮崎県でリフォームする業者を探している場合は「宮崎市の水まわりから外装リフォームまで迅速に対応!地域NO.1実績」もチェックしてみましょう。