「工場の床の塗装がはがれてきた」
「工場の床がデコボコしていて危ない場所がある」
工場の床が劣化してきたとき、床の塗装を検討する人もいるのではないでしょうか?
また、工場を休業することなく塗装工事を行いたいと考えている人も多いはず。
この記事では工場の床の塗装に関するお悩みを解決するために、以下の情報を解説しています。
- 工場の床を塗装する必要性とメリット
- 工場の床の塗装にかかる費用の目安
- 工場の床塗装に使う塗料の詳細
床の塗装に関する悩みを解消して、安全で効率的な作業環境を作りましょう。
工場の床は塗装で安全性と生産性がアップする!
工場の床を塗装する必要性とメリットは2つあります。
それは、安全性と生産性の向上です。
安全性
塗装がはがれた床は、劣化しやすく、デコボコやひび割れの原因となります。
デコボコやひび割れがある床をそのままにしていると、従業員の転倒や機械の故障など思わぬケガや事故が発生する恐れがあるでしょう。
床の劣化がすすみ、建物自体が傷んでしてしまうと、修復費用が高くなる可能性もあります。
ほかにも、工場を借りている場合は持ち主に返す際に原状復帰にかかる費用が高くなるでしょう。
生産性
床の塗装を行って安全性が確保された環境で作業することにより生産性がアップします。
塗装することで工場内の清掃がラクになり、清掃や片付けにかかる時間が短縮できるでしょう。
床の塗装工事は、労働時間の短縮と残業時間の削減につながるのです。
工場の床の塗装にかかる費用の目安
床の塗装にかかる費用は1平方メートルあたり1,500~4,500円です。
上記の金額に施工費用が追加で必要となります。
施工費は、下地の状態や現場の状況によって異なります。
合計金額は1平方メートルあたりで4,000円〜2万円程度と幅広いです。
複数の業者から見積りを取ることで、適正な価格を調べましょう。
工場の床の塗装に必要な工期
以下では、床の塗装に必要な工期と短縮する方法をご説明します。
期間が短いほど工場を止めなくて済むため、工期の短縮は重要です。
工期の目安
工期の目安は50~100平方メートルの床で1~3日です。
塗装が乾燥した場所から使えるようになりますので、営業時間内に塗装することも可能です。
休日や夜間に塗装してくれる業者もいますので、確認してみてください。
工期を短くする方法
床の塗装のために会社を休業できない場合は、速乾性のある塗料を選択する方法があります。
速乾性がある種類はアクリル樹脂塗料です。
ほかの塗料に比べてコストは高いですが、塗布後1時間ほどで乾燥するでしょう。
しかし、フォークリフトや重い機械を搬入する場合は、
塗装が完全に乾いた状態にならないと施工不良を起こす危険があるためご注意ください。
工場の床塗装に使う塗料について
床の塗装に使う塗料は、それぞれの工場によって異なります。
以下では、工場の種類ごとに使う塗料を解説していきます。
機械工場
機械工場は油や洗浄剤を多く使用するため、耐油性と耐薬性のある塗料を使用します。
推奨する塗料:エキポシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂
食品工場
食品工場は、火や高温のお湯を使用するため、耐火性と耐熱性に優れた塗料を使用します。
推奨する塗料:ウレタン樹脂、アクリル樹脂
印刷工場
印刷工場は、工場内で粉塵が発生するため、防塵性の塗料を使用します。
推奨する塗料:エキポシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂
製薬工場
製薬工場は、薬品を取り扱うため、清潔な環境が求められるため、
耐薬性と静電気を防止する効果がある塗料を使用します。
推奨する塗料:エキポシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂
まとめ:工場の床塗装は実績のある業者に頼もう
工場の床を塗装することで、工場内の安全性が高まり、生産性がアップするでしょう。
塗装をする際、床の状態によっては下地処理をしっかり行わないと、
すぐに塗装がはがれてくる恐れがあります。
また、それぞれの工場によって使用する塗料が異なるので注意が必要です。
床の塗装は、確かな技術を持った実績のある業者に依頼しましょう。
工場の塗装費用については「工場の屋根を塗装する方法と費用相場とは?注意点も解説!」もチェックしてみてください。