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2021.7.5

玄関の土間を広げるメリットとデメリット、費用相場を解説!

 

古くから日本の農家は土間が広く有効活用されてきました。

近年、土間をおしゃれに取り入れる方も増え、そのスペースを自由に使って楽しんでいるようです。

 

「新築時に土間を作るならいいけど、今ある玄関を広げるのは難しいのでは?」と

諦めている方はいないでしょうか。

実際には、戸建てでもマンションでもリフォームで玄関を広げて土間を作っている方は多くいます。

 

この記事では玄関の土間を広げるメリット・デメリット、

土間を広げるためにかかる費用や注意点を解説していきましょう。

 

はじめて外壁や屋根の塗装を検討している方は「初めての外壁塗装・屋根塗装をご検討の方へ」もご覧ください。

 

玄関の土間を広げるメリットとデメリット

 

玄関の土間を広げるリフォームは限られたスペースの中で行います。

土間を広げた分、どこかを削ることになるので、

事前にメリットとデメリットを知って検討しましょう。

 

玄関の土間を広げるメリット

玄関の土間を広げることにはどんなメリットがあるのでしょうか。

メリットは以下の3つです。

 

  1. 広い収納スペースになる
  2. 趣味の場所として使用できる
  3. コミュニケーションの場にできる

 

それぞれ具体的に解説します。

 

1.広い収納スペースになる

お子さんがいる家庭ならベビーカーや自転車を屋内におけるのは嬉しいし安心です。

他にも荷物置き場にしたり、趣味のものを飾ったりできるでしょう。

 

2.趣味の場所として使用できる

ガーデニングが趣味の方や、気候に左右されやすい植物を育てる場合には便利な場所になります。

自転車やDIYが趣味の方なら作業場としても使うことができます。

 

3.コミュニケーションの場にできる

子どもたちと一緒に遊ぶスペースにできます。

ベンチや小さなテーブルを置けば玄関先で立ち話ではなくゆっくりおしゃべりもできます。

 

玄関の土間を広げるデメリット

ではデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。

 

  1. 屋内の他の部屋が狭くなる
  2. 掃除の手間が増える

 

それぞれ具体的に解説します。

 

1.屋内の他の部屋が狭くなる

増築せずに土間を広げると、廊下や他の部屋を削ることになります。

費用対効果を考慮して部屋などが狭くなってでも玄関を広げたいか、よく考えましょう。

 

2.掃除の手間が増える

土間を広げると掃除の手間が増えます。

「掃除が大変になるくらいたいしたことではない」という方も多いでしょう。

 

しかし、使い方によっては泥汚れやホコリなどを水で流す必要が出てくるかもしれません。

手洗い場などがないと頻繁にホースを延ばさなくてはいけません。

 

広げた土間の活用アイデア

リビング サンルーム

玄関の土間を広げると、いろいろな使い方ができます。

ここでは、広げた玄関の土間の活用アイデアを紹介します。

「土間を広げたいけど何に使おう?」と考え中の方はぜひ参考にしてください。

 

リビング

「土足でも使える土間にリビング?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、活用アイデアのひとつとして人気です。

リビングとして椅子やテーブルを置くので、多目的に使うことができます。

お客様をもてなしたり、趣味や習い事をするのにも向いています。

 

掃除の手間はかかりますが、床の素材をコンクリートやタイルにすれば、汚れても目立たず、掃き掃除も水拭きも可能なので掃除しやすくなります。

ちょっとした来客のおもてなしにも使いやすいスペースです。

 

打ち合わせ部屋

仕事関係の人をもてなしたり、仕事の打ち合わせをしたりする部屋として使うのもすてきなアイデアです。

家の中に人を招くのに、抵抗があるという人もいるのではないでしょうか?

土間なら、玄関から入ってすぐのスペースなので、家の中のことを知られずに済みます。

 

最近であれば、家でリモートワークするケースも多いので、来客がないときには仕事部屋として使うことができます。

 

趣味の部屋

広さにもよりますが、土間は自転車やバイクなどを置くのにも適したスペースです。

部品と工具を収納する棚や作業用の机を設置すれば、立派な趣味の部屋に大変身します。

また、普段は家の前や外のちょっとしたスペースでしていたDIY作業が土間でできるようになります。

 

玄関があるので来客にも見えてしまいますが、工夫次第でとてもおしゃれで個性的な空間にすることが可能です。

 

収納部屋

棚やハンガーパイプをつけると、大きな収納部屋になります。

靴やコートなど、出かけるときに身につけるものを収納しておけば、外出までの流れがスムーズです。

上着についた埃や花粉なども室内に持って行かずに済むため、衛生的です。

手洗いができるよう、シンクを設置するのも面白いアイデアです。

 

テラス

ソファーや小さなテーブル、棚などを設置して、リラックスできるテラスにするのはいかがでしょうか?

読書をしたり、手芸をしたり、お友達を招いてお茶をするのもいいでしょう。

外とのつながりが感じられる、開放感ある作りにすると居心地が良くなります。

 

マンションで土間を広げる工事は可能?

マンション外観

持ち家の戸建て住宅なら土間を広げるのは簡単ですが、マンションの場合はどうなのでしょうか?

答えを言うと、不可能ではありません。

しかし、大家さんの許可を取る必要があったり、建物の構造上、工事ができない場合もあります。

 

可能な場合でも、リフォーム工事はマンションの専有部分(住戸内)に限られます。

住戸の外に向かってスペースを広げられないことを覚えておきましょう。

 

玄関の土間を広げるためにかかる費用

3畳ほどの土間に広げる場合は30万円ほどが相場です。

使用する素材によって変わってきますが、以下が代表的な材料の単価相場です。

 

  • モルタル:1平方メートルあたり6,000円〜
  • タイル:1平方メートルあたり1万円〜
  • 三和土:1平方メートルあたり4万円〜

 

付帯設備として、照明や窓の増設、手洗い場の設置もあるかもしれません。

それぞれ以下の費用がかかります。

 

  • 照明: 1万円〜
  • 窓の増設:10万円〜
  • 手洗い場:20万円〜

 

どれほどの広さにするか、どんな仕上げにするか、

付帯設備に何を増設するかで費用は大きく変わります。

あなたの要望に沿った工事の正確な費用を知りたいのなら業者に見積もってもらいましょう。

 

玄関の土間の手入れ方法

アスファルト床

玄関の土間を広げたはいいけれど、掃除の手間が増えてしまう感じがしませんか?

床の素材次第ではどう掃除していいかわからないということがあるかもしれません。

ここでは、玄関の土間の手入れ方法を素材ごとに紹介します。

 

モルタルの場合

水を使った掃除が可能なモルタルの床は、ほうきやブラシを使って掃き掃除から始めます。

掃除機や濡らした新聞を床に撒いて、掃くのでもいいでしょう。

 

次に水と雑巾、デッキブラシ、たわしなどを用いて、汚れを落としていきます。

最後はしっかりと乾燥させて終了です。

 

天然石の場合

水を使った掃除はシミになってしまう可能性があるので、乾拭きや拭き掃除で手入れをしましょう。

シミを汚れと勘違いして、雑巾やブラシで強く擦ると傷になる場合があります。

気になる汚れがある場合は、石材クリーニングの専門業者へ依頼してみてください。

 

タイルの場合

タイルの表面がツルツルしている場合は、掃き掃除と濡れ雑巾、メラニンスポンジを使って手入れが可能です。

表面がザラザラしている場合は、ほうきや掃除機でほこりを取り除いた後、水を使ってデッキブラシやたわしで擦ってみましょう。

 

玄関の土間を広げる際の注意点

 

玄関の土間を広げる際には以下の3つの注意点があります。

 

  1. 業者は相見積もりで選ぶ
  2. 自社で工事をしている業者に依頼する
  3. DIYで工事はできない

 

具体的に解説していきます。

 

業者は相見積もりで選ぶ

良い業者を選ぶために複数の業者に同じ条件で見積もりを出してもらい比較してください。

複数業者から見積もりを取ることを相見積もりと呼びます。

複数業者から見積もりを取るメリットは、適正価格を見極められることです。

 

また、「〇〇工事一式」と大雑把な見積もりを出す業者は、仕事もいい加減になる傾向があります。

見積もりを取るときは、各項目に詳細があるか、費用について説明できるかを確認してください。

 

相見積もりでよい業者を選ぶためにしておきたいこともあります。

工事に関する具体的な要望を明確にしておくことです。

そうしないと、見積もりの詳細がわかりませんし、余分な設備をつけられることもあります。

 

見積もりを依頼する業者は実績があって評判のよい近隣の業者がおすすめです。

インターネットで調べるほか、知人から紹介してもらえるのなら安心できるでしょう。

 

自社で工事をしている業者に依頼する

施工を依頼する業者の選定で重要なことがあります。

それは、自社で施工している業者を選ぶということです。

 

自社施工をしていない業者は下請けを使うため、仲介料がかかって費用が高くなります。

要望の伝達や指摘をしても対応が遅くなりますし、連絡の手間が増えることが多いです。

 

DIYで工事はできない

最近は自宅のリフォームをDIYで行う人も増えています。

TVで芸能人がリフォームしているのを見ると、あなたもやってみたくなるかもしれません。

 

しかし、玄関の土間を広げる工事は、

壁に棚を吊ったり壁紙を張り替えたりするような簡単な内容ではありません。

 

玄関の土間を広げる工事は、業者が行うにしても複数の業種が関わります。

個人で行える作業ではありませんし、仕上がりが大きく違ってくるでしょう。

 

工事では家の構造体に関わる作業が出ることもあります。

知識がなく技術が未熟な人が作業をすると建物の強度に問題が起こる恐れもあるでしょう。

解体や廃棄物の処理に廃棄業者との契約が必要ですので、

玄関の土間を広げる場合は必ず業者に依頼してください。

 

まとめ:玄関の土間を広げる工事はデメリットも把握しておこう

玄関の土間を広げると生活を楽しむパターンが増えます。

しかし、土間は広げてしまうと戻すことができません。

 

家は長く生活する場所です。

バリアフリーにする可能性など、将来の生活の変化に対応できるよう考えてから工事をしましょう。

デメリットもしっかり検討した上で納得できるのなら、玄関の土間をぜひ広げてみてください。

 

土間よりも玄関ドアを交換したい場合は、以下で費用をチェックしてみましょう。

玄関ドアのみ交換するときに必要な費用相場を解説

 

玄関リフォームを行い靴収納を広げ明るい空間が完成しました

 

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