玄関の土間を広げるメリットとデメリット、費用相場を解説!
古くから日本の農家は土間が広く有効活用されてきました。
近年、土間をおしゃれに取り入れる方も増え、そのスペースを自由に使って楽しんでいるようです。
「新築時に土間を作るならいいけど、今ある玄関を広げるのは難しいのでは?」と
諦めている方はいないでしょうか。
実際には、戸建てでもマンションでもリフォームで玄関を広げて土間を作っている方は多くいます。
この記事では玄関の土間を広げるメリット・デメリット、
土間を広げるためにかかる費用や注意点を解説していきましょう。
はじめて外壁や屋根の塗装を検討している方は「初めての外壁塗装・屋根塗装をご検討の方へ」もご覧ください。
玄関の土間を広げるメリットとデメリット
玄関の土間を広げるリフォームは限られたスペースの中で行います。
土間を広げた分、どこかを削ることになるので、
事前にメリットとデメリットを知って検討しましょう。
玄関の土間を広げるメリット
玄関の土間を広げることにはどんなメリットがあるのでしょうか。
メリットは以下の3つです。
- 広い収納スペースになる
- 趣味の場所として使用できる
- コミュニケーションの場にできる
それぞれ具体的に解説します。
1.広い収納スペースになる
お子さんがいる家庭ならベビーカーや自転車を屋内におけるのは嬉しいし安心です。
他にも荷物置き場にしたり、趣味のものを飾ったりできるでしょう。
2.趣味の場所として使用できる
ガーデニングが趣味の方や、気候に左右されやすい植物を育てる場合には便利な場所になります。
自転車やDIYが趣味の方なら作業場としても使うことができます。
3.コミュニケーションの場にできる
子どもたちと一緒に遊ぶスペースにできます。
ベンチや小さなテーブルを置けば玄関先で立ち話ではなくゆっくりおしゃべりもできます。
玄関の土間を広げるデメリット
ではデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
- 屋内の他の部屋が狭くなる
- 掃除の手間が増える
それぞれ具体的に解説します。
1.屋内の他の部屋が狭くなる
増築せずに土間を広げると、廊下や他の部屋を削ることになります。
費用対効果を考慮して部屋などが狭くなってでも玄関を広げたいか、よく考えましょう。
2.掃除の手間が増える
土間を広げると掃除の手間が増えます。
「掃除が大変になるくらいたいしたことではない」という方も多いでしょう。
しかし、使い方によっては泥汚れやホコリなどを水で流す必要が出てくるかもしれません。
手洗い場などがないと頻繁にホースを延ばさなくてはいけません。
玄関の土間を広げるためにかかる費用
3畳ほどの土間に広げる場合は30万円ほどが相場です。
使用する素材によって変わってきますが、以下が代表的な材料の単価相場です。
- モルタル:1平方メートルあたり6,000円〜
- タイル:1平方メートルあたり1万円〜
- 三和土:1平方メートルあたり4万円〜
付帯設備として、照明や窓の増設、手洗い場の設置もあるかもしれません。
それぞれ以下の費用がかかります。
- 照明: 1万円〜
- 窓の増設:10万円〜
- 手洗い場:20万円〜
どれほどの広さにするか、どんな仕上げにするか、
付帯設備に何を増設するかで費用は大きく変わります。
あなたの要望に沿った工事の正確な費用を知りたいのなら業者に見積もってもらいましょう。
玄関の土間を広げる際の注意点
玄関の土間を広げる際には以下の3つの注意点があります。
- 業者は相見積もりで選ぶ
- 自社で工事をしている業者に依頼する
- DIYで工事はできない
具体的に解説していきます。
業者は相見積もりで選ぶ
良い業者を選ぶために複数の業者に同じ条件で見積もりを出してもらい比較してください。
複数業者から見積もりを取ることを相見積もりと呼びます。
複数業者から見積もりを取るメリットは、適正価格を見極められることです。
また、「〇〇工事一式」と大雑把な見積もりを出す業者は、仕事もいい加減になる傾向があります。
見積もりを取るときは、各項目に詳細があるか、費用について説明できるかを確認してください。
相見積もりでよい業者を選ぶためにしておきたいこともあります。
工事に関する具体的な要望を明確にしておくことです。
そうしないと、見積もりの詳細がわかりませんし、余分な設備をつけられることもあります。
見積もりを依頼する業者は実績があって評判のよい近隣の業者がおすすめです。
インターネットで調べるほか、知人から紹介してもらえるのなら安心できるでしょう。
自社で工事をしている業者に依頼する
施工を依頼する業者の選定で重要なことがあります。
それは、自社で施工している業者を選ぶということです。
自社施工をしていない業者は下請けを使うため、仲介料がかかって費用が高くなります。
要望の伝達や指摘をしても対応が遅くなりますし、連絡の手間が増えることが多いです。
DIYで工事はできない
最近は自宅のリフォームをDIYで行う人も増えています。
TVで芸能人がリフォームしているのを見ると、あなたもやってみたくなるかもしれません。
しかし、玄関の土間を広げる工事は、
壁に棚を吊ったり壁紙を張り替えたりするような簡単な内容ではありません。
玄関の土間を広げる工事は、業者が行うにしても複数の業種が関わります。
個人で行える作業ではありませんし、仕上がりが大きく違ってくるでしょう。
工事では家の構造体に関わる作業が出ることもあります。
知識がなく技術が未熟な人が作業をすると建物の強度に問題が起こる恐れもあるでしょう。
解体や廃棄物の処理に廃棄業者との契約が必要ですので、
玄関の土間を広げる場合は必ず業者に依頼してください。
まとめ:玄関の土間を広げる工事はデメリットも把握しておこう
玄関の土間を広げると生活を楽しむパターンが増えます。
しかし、土間は広げてしまうと戻すことができません。
家は長く生活する場所です。
バリアフリーにする可能性など、将来の生活の変化に対応できるよう考えてから工事をしましょう。
デメリットもしっかり検討した上で納得できるのなら、玄関の土間をぜひ広げてみてください。
土間よりも玄関ドアを交換したい場合は、以下で費用をチェックしてみましょう。