きれいに片付けて帰られるのに感心しました。
趣味の部屋をつくろう リフォーム鹿児島
こんにちは、成竹正光です。
みなさんの趣味は何ですか?
カラオケや映画鑑賞などのインドアや、
ガーデニングやスポーツなどのアウトドア等
いろいろあると思います。
インドアの趣味はもちろん、アウトドアの趣味でも
その道具や関連雑誌など物が増えて、
困っている人はいませんか。
今回は、「趣味の部屋」を作ろうというお話です。
お子さんが成長して独立した後、
「家の中にあまり使っていない部屋があるので、
住宅補修のついでに納戸にしようか」という
ご相談がありました。
せっかく収納スペースにするのなら、
もっと積極的に自分たちの趣味の合わせた部屋に
するのはいかがですか。
ご主人と奥様、それぞれ別の趣味があるご夫婦なら
両者の道具を置くスペースや、記念品や写真などを
飾る棚を作ってお互いに競い合いながら楽しむ、
なんてのも素敵です。
まず、趣味に合わせて壁や床の材料を選びます。
ピアノなどの楽器演奏をする人や、
映画をゆっくり見たい人はホームシアターのような
防音・吸音効果のある壁や床が必要です。
あるいは、スポーツ用品など汚れ物を置きたい人や、
陶芸・絵画などを趣味にする人は
掃除のしやすい床がよいでしょう。
タイルや自然素材のものを使うと
落ちついた雰囲気で、隠れ家のようなスペースに
なるでしょう。
次に、収納や作業スペースを作ります。
模型づくりや手芸など、
細かな道具をたくさん使う人は
それに合わせて小さな棚や引き出しが必要です。
棚の上部は、でき上がった作品を飾る場所に
するとよいでしょう。
大型の物や長い物など、趣味の道具のサイズが
決まっている場合は、それに合わせて専用の棚を
作るのもおすすめです。
かさばる物も、きちんと置く場所を決めると
散らかることが減ります。
夫婦が別々の趣味を持っている場合は、
左半分はご主人用の棚、右半分は奥様用の棚など、
分けると混乱しません。
もちろん、仲良く融通し合って
収納してもいいですよ。
しかし、作業スペースはできれば
別々に作りましょう。
お互いに、やりかけの物を広げておいたり、
これから使う道具を出して用意したり
スペースを使いたいタイミングが
重なることがあります。
兼用にするとストレスに感じて、
せっかくの趣味が楽しめません。
それぞれ自分のスペースを用意して、
その場所以外は散らかさないようにすると
お互いに気持ちよく趣味を楽しめるでしょう。
最後に、照明です。
読書やパッチワークなど、
手元に充分な明るさが必要な趣味の場合は、
部屋全体の照明以外に、手元を照らせる
ライト(デスクスタンド)が必要です。
光量を調整できる「調光式」もあるので、
昼や夜の環境に合わせて
まぶしすぎないように、あなたの目にぴったりの
明るさで趣味を楽しみましょう。
作品を飾る棚には、天井から間接照明を
当てるなど、ムーディーな雰囲気を
作り出すのもいいでしょう。
住まいは、あなたの”暮らし方”を作る場所ですが、
“生き方”を作る場所でもあります。
充実した人生を歩むために、
自分らしい趣味の空間をつくってはいかがですか。
「玄関ホールと収納」について リフォーム宮崎
こんにちは、成竹です。
前回は、玄関扉の種類や機能についてお話ししましたが、
今回は、玄関の内側である、ホールや収納についてお話しします。
まず、玄関ホールをどんなデザインやカラーにするか、考えてみましょう。
敷地面積が充分あり玄関も広々とれる場合は、どんなカラーを選んでも問題ありません。
しかし、あなたが「少しでも玄関を広く見せたい」と思うのでしたら、
玄関の床をいちばん暗い色にして、壁の下部をそれより少し明るい色、
さらに壁の上部をもっと明るい色、そして天井をいちばん明るい色にしましょう。
つまり、下から上に向かって、徐々に明るい色にしていくのです。
玄関全体に安定感が生まれ、さらに上が明るいので解放感も感じます。
例えば、茶色とか、クリーム色とか、テーマカラーを決めて、
そのグラデーションで下から上に明るくすれば、品良くまとまるでしょう。
壁紙や天井にテクスチャー(凹凸のある織り模様)がある場合、
デザイン性があっておしゃれなムードになりますが、
あまりはっきりしたものだと影が生まれて、重たい雰囲気になります。
ですから、すべてをテクスチャー素材でおおってしまうのではなく、
足元や壁の一部などに配し、天井はフラットなものにすれば
圧迫感なく広い印象の玄関になります。
天井には照明を付けますが、この位置が扉に近すぎると、
入ってきた人の顔が影になり(逆光状態)、家人からよく見えなくなります。
また、来客は自分の影でこれから上がる部分が暗くて、段差が見えにくいなんてことも。
玄関にまぶしすぎる明かりは必要ありませんので、
温かみのあるほどよい照明が、玄関全体に広がるように取り付けます。
ちなみに、玄関外の照明に、人感センサー機能を備えたものを設置すれば、
暗くなって帰ってきても足元を照らすことができて便利です。
日本の玄関は、靴を脱いで上がる場所ですから、かならず段差があります。
転倒などを防ぐために、手すりがあると安全です。
でも、「うちにはお年寄りがいないから手すりなんていらない」と言うかもしれません。
しかし気をつけてみると、若い人でも(とくに子どもは)無意識に手をついたり
さわったりしている場所が決まっているのです。
「一部分だけ薄汚れている」という場合は、そこが「みんなの手をつく場所」なのです。
女性がブーツを履いたり脱いだりするときや、男性が靴べらを使う瞬間や
子どもがあがりかまちに上がるとき、ちょっとした手すりがあると便利で安全です。
使い勝手とデザインを考えると、縦型のものを付けるといいでしょう。
そして、靴を脱ぐということは、その靴をしまう場所も必要ですね。
靴以外にも、傘やゴルフ用品、子どもの外遊びオモチャや三輪車、スポーツ用品、
愛犬の散歩グッズ、非常持ち出し袋など、玄関に置きたい物はいろいろあります。
これらを上手にしまうためには、持ち物の種類や数に応じて収納棚を設置することです。
また、雨でぬれた上着をかけるフックがあると便利です。
収納棚を腰の高さにすれば、その上が花や絵などの飾りスペースになります。
荷物が多い場合は、収納棚を壁一面に作ってクローゼットのようにして、
壁にニッチ(小物などを飾るくぼみ)を作るとおしゃれです。
いずれの場合も、収納棚と扉・壁・天井をトータルでコーディネイトすると
すっきりした玄関になります。