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2020.7.17

種類や工法がいくつもある!お風呂のリフォームで満足度を上げるコツは?

お風呂のリフォームを考えるとき、気になるのが費用や工期についてでしょう。
費用と工期は現在のお風呂の種類、リフォームの規模などによって変動します。
お風呂の種類は大きく在来浴室とユニットバスの2種類があり、それぞれ工法が異なります。

お風呂の種類やリフォームの目的、予算などによって適したリフォームも変わってくるので、
満足のいくリフォームができるよう、お風呂のリフォームについてわかりやすく紹介します。

 

お風呂のリフォーム時期はいつがいい?

お風呂のリフォームについて説明する前に、昨今のリフォーム事情を解説します。

リフォーム最多はお風呂やトイレなどの水回り

近年は経済面のほか、地球環境を守る観点からも、住宅を長く使うことが推奨され、
メンテナンスやリフォームの必要性が高まっています。

総務省が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」によると、
持ち家のリフォーム部位の割合は以下のようになります。

リフォーム部位の割合

第1位「台所、トイレ、浴室、洗面所の改修工事」15.0%

第2位「屋根、外壁等の改修工事」11.1%

第3位「天井、壁、床等の内装の改修工事」7.2%

同資料によると、バリアフリー化も周知が進んでいるようで、
2000年以降新しく建てられる家の70%近くが「一定のバリアフリー機能」を備えています。

2000年以前に建てられた家はバリアフリー機能を備えていない家が多いのですが、
それらに関してもリフォームによりバリアフリーの普及が進んでいます。

統計からは65歳以上の人が住んでいる住宅において、バリアフリー割合が少しずつですが
上昇していることが見て取れます。

以上から、お風呂を含む水回りのリフォームは必要性が高いこと、また、リフォームを検討する場合はバリアフリー化についても同時に考えていくと、将来的には満足度が高まる可能性が高いことがわかります。

《一緒に見たい記事》水回りのリフォームで気になる場所別の費用や注意点について

 

お風呂のリフォーム時期の目安

需要の高いお風呂のリフォームですが、リフォーム時期はいつごろが適切なのでしょう。
一般的な住宅では15年程度で経年劣化が気になるようになりますが、
リフォームのタイミングは20年を経過するころがいいとされています。

リフォーム時期は15~20年が目安と言えるものの、それでも5年程度の幅がありますので、
傷みや劣化の兆候を知っておくと役立ちます。お風呂のリフォームが必要となる兆候は
下記のとおりです。

1 カビの発生

カビ取り剤で丹念に掃除しても頻繁にカビが生える場合には、樹脂やシール部分にできた
小さな傷にカビ菌が入り込んでいると考えられます。
また、換気機能が弱まって湿気がこもっている可能性も高いです。

2 温度調整機能の低下

給湯温度の調節がうまくいかないときは給湯器の機能低下が考えられます。

3 排水機能の低下

「排水が流れにくい」「排水溝の臭気が気になる」といった場合には、
日々の掃除では取り切れない汚れが排水溝にたまっている可能性が高いです。

4 浴室や浴槽内のひび割れ

浴室や浴槽内のひび割れは急いでリフォームを検討しましょう。
ひび割れからの水漏れの危険性が高いので、浴室回りの壁や土台まで腐食していることが
懸念されるからです。もし、漏水してしまったら大変です。

劣化兆候ではありませんが、「浴室が冷えてつらい」「浴槽をまたぐとき足を引っかけそうになる」
「孫が浴室で滑って転んだ」など、お風呂に不満や不安を感じたときもリフォームを検討する時期と
言えます。

お風呂のリフォームのメリットと費用

お風呂のリフォームで得られるメリットと費用を説明します。

お風呂のリフォームで得られるメリット

リフォームでお風呂が新しくなれば、それだけで気持ちがいいものです。ですが、
お風呂のリフォームで得られるメリットは気持ちの良さ以外にも多くあります。

メリット1 経年劣化によるカビや水あかを解消できる

見た目が良くなることはもちろん、毎日の掃除が楽になります。それまで必死にカビ取り剤をまいて、
カビによる黒ずみを解消しようとしていた人にとっては大きなメリットでしょう。

そもそも、カビは菌ですので体にいいものではありませんし、水あかは床が滑る原因にもなりますので、きれいにするに越したことはありません。

メリット2 設備の老朽化による調子の悪さや故障の懸念を解消できる

タイマーや温度調整など必要な機能が劣化していると、毎日不便な思いをしますし、
絶えず故障のことを心配しなければなりません。
急な故障は想定外の費用になるうえに、お風呂が使えない事態を招くので非常に困ります。
リフォームして設備を新しくすれば不便さと不安を払拭(ふっしょく)できます。

メリット3 高機能なお風呂へのリフォームで不満を解消できる

給湯器なら自動で追いだきや足し湯をする機能、浴室であれば滑りにくくて水はけがよく掃除の
しやすい床など、お風呂の機能性は年々進化しています。
そのほかにも時間帯や気分によっては照明の明暗を変えたり、防汚性の高い床や鏡、
浴室暖房乾燥機を設置したり。浴室には多くの機能がありますので、
「もっとリラックスできる空間にしたい」「掃除を楽にしたい」など、現在、不満に感じている問題も
解決できるでしょう。

メリット4 省エネ性能の進化による節約効果がある

省エネルギー性能が高い給湯器、保温性能の高い浴槽などを利用すると、
電気代やガス代が節約できます。また、節水効果のあるシャワーを使うと水の使用量を減らせます。

さらに、浴室全体の断熱性を高めることで、浴槽にためるお湯が以前より少なくてすむこともあります。毎日の節約額は小さくとも、長期的な視点で見ると大きな節約効果を得られます。

メリット5 バリアフリー化で老後に備えることができる

バリアフリー化には、出入り口の段差をなくす、手すりを設置する、浴槽の縁をまたぎやすいように
するなどの方法があります。まだ元気な人であっても、突発的なけがや病気で一時的にお風呂に入る
のが困難になる場合もありますので、年齢を問わずバリアフリー化は有益です。

なお広義のバリアフリー化には、ヒートショック対策も含まれます。ヒートショックとは、暖かい部屋
から寒い部屋、寒い部屋から暖かい部屋へ移動する際、温度差によって血圧が変化し、心筋梗塞や
脳梗塞などの健康被害をもたらすことです。

お風呂はヒートショックが多発する場所ですので、ヒートショック対策はぜひとも検討したい
ところです。ヒートショックについては後述します。

お風呂のリフォーム費用について

一般的なお風呂のリフォーム費用を規模別に紹介します。

1 小規模リフォーム 費用目安:約10万円

小規模リフォームは部分的なリフォームで、以下のようなものがあります。

  • ドアの付け替え
  • 手すりの設置
  • 浴室暖房乾燥機の設置 など

2 中規模リフォーム 費用目安:約50~100万円

中規模リフォームは今あるお風呂を活用しつつ、機能性を向上させるリフォームです。

  • 浴槽交換や下地修理
  • 給湯器の交換
  • 浴室の塗装の塗り替え

3 大規模リフォーム 費用目安:約100~200万円

大規模リフォームとは、浴室全体を一新するリフォームです。主流はユニットバスを丸ごと交換する
リフォームで、費用は100万円前後が目安ですが、「高性能システムバスを選ぶ」「在来工法でこだわ
ったお風呂にする」などの場合は200万円程度にまで予算が膨らむこともあります。

システムバスの品質、部材、工法などにより大きく変わってくるので、事前に見積もりを
しっかり取りましょう。

お風呂のリフォーム時期を逃すと費用は大きくなることも

お風呂のリフォーム費用が高くなる要因としては、リフォーム時期を逃してしまったケースが
挙げられます。リフォーム時期が遅くなり浴室や浴槽のひび割れから水が染み出してしまうと、
構造に関わる部分が腐食してしまう可能性があるからです。

また、柱や土台の水気によってシロアリが発生する懸念もあります。シロアリは暗くて湿気のある
場所を好むためです。

躯体(くたい)構造に影響が出てしまうと、大がかりな改修が必要になりますので、劣化の兆候を
感じたときはお風呂のリフォームの「やる・やらない」を考えるのではなく、いつリフォームに取り
かかるかを考えることをおすすめします。

在来工法とユニットバスの特徴について

お風呂の種類には、在来工法とユニットバスがありますが、工法が異なりますので概要を知って
おきましょう。

在来工法の特徴

在来工法とは、一般的な部屋に防水加工を施し、その上にコンクリートやタイルでお風呂場を作り
上げていく工法のことです。在来工法によるお風呂は「在来浴室」と呼びます。

家の間取りに合わせてお風呂を設置することが可能で、浴室の広さや形状も自由にアレンジ可能です。
床や壁、浴槽など部材が好みに合わせて選択できる点もメリットです。現在主流の工法はユニットバス
ですが、部材や浴室の形などにこだわりがあるのなら、在来工法も検討の余地があります。

浴室の形状が一般的な形でない住宅や、お風呂の部材にこだわりがある場合に向いていますが、
一体型ではないためユニットバスよりも防水性能が劣ります。
また、費用もユニットバスよりは高い傾向です。

ユニットバスの特徴

ユニットバスはあらかじめ浴室の壁、床、天井、浴槽といったパーツが工場で製造されており、
セットを現場に持ち込んで組み立てる工法です。
在来工法よりも施工が容易で、費用が抑えられることから現在主流の工法となっています。

一体型として製造されているため、気密性と断熱性、そして防水性は高いです。また工期が短いという
メリットもあります。ただしサイズにいくつかの規格があり、規格外のスペースには設置できません。
逆に、規格が問題なければ在来工法から、ユニットバスへのリフォームも可能です。

《一緒に見たい記事》ユニットバスへリフォームをするときのポイント

お風呂のリフォームをパターンごとに比較

お風呂には在来工法による「在来浴室」と現在主流の「ユニットバス」がありますが、
リフォームのパターンによって費用や工期がどの程度変わるのか解説します。

パターン1 在来浴室から在来浴室

材質や浴槽のグレードによって大きく異なりますが、ユニットバスと比較するとやや費用は高めの
傾向にあります。解体費用を含む施工費用だけで約100万円、それに浴槽代が上乗せされたものが
費用目安となります。

ユニットバスと比較すると工期も長く、一般的には2~3週間程度、場合によっては1カ月程度見積もる
必要があります。在来浴室は費用も時間もかかりますが、建物の形状によってユニットバスが設置でき
ないケースでは、在来工法で施工します。

パターン2 ユニットバスから新しいユニットバス

従来のユニットバスを外して新しいユニットバスを設置する工法です。
費用は一般的なユニットバスでしたら50~100万円が目安ですが、ユニットバスのグレードによっては
費用が膨らむ可能性もあります。工期は1週間以内が目安です。

パターン3 在来浴室からユニットバス

基本的な部分は「ユニットバスから新しいユニットバス」のリフォームと同じです。ただし、
既存の浴槽、タイル壁、床などの解体、撤去作業が入ってくるため、若干費用が高めになり工期も
長めになります。費用目安は65~100万円で工期は1週間程度です。

在来浴室からユニットバスへリフォームする場合に、在来浴室の形が特殊であると、規格品である
ユニットバスを設置することができないケースがあります。また、お風呂場の窓をそのまま使いたい
場合、ユニットバスとの兼ね合いが必要となるので注意が必要です。

お風呂のリフォームの規模について

お風呂のリフォームの特徴を規模別に解説します。

小規模なお風呂のリフォーム

「手すり設置」「ドア交換」などの小規模リフォームは、既述のとおり費用を抑えられます。
お風呂全体のリフォームはまだ必要ないけれど、「手すりがないと滑りそうで怖い」
「ドアの鍵を破損してしまった」といった問題が起きたら、部分リフォームは良い選択肢です。

中規模なお風呂のリフォーム

部分リフォームは消耗品の交換、設置しかできないと思っている人もいますが、意外と多くの
リフォームが可能です。例えば浴槽のみをリフォームする「浴槽交換」や、壁、天井、床などの内装を
刷新する「内装リフォーム」などがあります。

  • 浴槽交換

在来工法の浴槽を交換します。

《一緒に見たい記事》在来浴室で浴槽だけ交換することはできる?

 

  • 内装リフォーム

浴室塗料の塗り替え、パネルやシートの張り替えなどを行います。

  • 設備交換

給湯器や浴室換気扇、浴室暖房乾燥機などの交換です。

大規模なお風呂のリフォーム

お風呂そのものを広くしたい場合には大がかりな施工になるため、その分の費用と時間がかかりますし、さらに次の要件を満たしている必要があります。

  • お風呂まわりの間仕切りが変更できる
  • 給湯設備の場所を変更できる

浴室を広げる施工が可能かどうかは、リフォーム業者と話し合うことが重要でしょう。

お風呂を広くするリフォームは大がかりなものですので、ユニットバスの形状に留意してお風呂の
広さを手に入れるのもひとつの手です。というのも、最近のユニットバスには浴室や浴槽の形状を工夫
することで、同じ規格のものでも広く使えたり感じたりする構造のものがあるからです。

規格そのものは同じですので、大幅に広くすることはできませんが、形状が工夫されたユニットバスを
選ぶことで広々とした気持ちを得ることはできるはずです。

「お風呂の場所を変えたい」ケースではどうでしょう。これは、お風呂をどこかに増築する場合が多い
のですが、すでに建ぺい率の限度を超えていないかということや建築確認の必要性の有無など、
より専門的な知識が必要です。

リフォーム業者に相談しつつ、状況によっては建築士への相談も検討します。

リフォームしたい場所がピンポイントであれば部分リフォームは有効です。全体のリフォームをする
ほどではないけれど、不便さや不満を感じているときは、部分リフォームで不満を解消できるか
リフォーム業者に相談してみるといいでしょう。

ただし、浴槽交換や内装リフォームといった部分リフォームを違うタイミングで複数回行うと、
お風呂全体のリフォームよりも割高になる可能性があります。

そのため建築から15年近く経過している場合は、お風呂全体のリフォームと部分リフォームの双方を
比較検討していきましょう。

お風呂のリフォームでヒートショック対策

ヒートショックとは気温差によって急激に血圧が変化し健康被害をもたらすことです。発生する状況や理由を説明します。

ヒートショックの原因とリスク

ヒートショックは特に冬場に起こることが多く、お風呂では次のような経緯で発生します。

  1. 入浴のために暖かいリビングから寒い脱衣所、もしくは寒い浴室に行くことで血圧が上昇する
  2. 浴槽に入るとお湯が温かいため血管拡張により血圧が急降下する
  3. 浴槽から出ると再び血圧上昇

このような血圧の急激な変化により、「失神」「不整脈」「心筋梗塞」「脳卒中」などが発生する
危険が高まるのです。同居家族がいてもお風呂内での異変には気付きにくいものです。浴槽内では
比較的軽症の「失神」でも事態が深刻化しやすく、最悪の場合では心肺機能停止に陥ります。

特にリスクが高いのは高齢者のほか、高血圧や心不全などの持病がある人です。現在、お風呂で死亡
した人の統計には、ヒートショック以外にも転倒や溺死が含まれるため、ヒートショックで亡くなった
人の正確な数はわかりません。しかし実際に事故が起こっている以上、十分に用心したいものです。

有効なヒートショック対策

ヒートショック対策としてすぐ実行できるものは次の7点です。

  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく。暖房機を使用する場合、浴室暖房機は専用のものを
    使用する。暖房がなければ浴槽のふたを外して湯気で浴室を暖めてもいい
  2. 食後すぐの入浴やアルコールが抜けていない状態での入浴は控える
  3. 精神安定剤や睡眠薬などの服用後の入浴は避ける
  4. 同居家族がいる場合には家族にひと声掛けてから入浴する
  5. 日中暖かい時間に入浴する、もしくは浴室内温度が低く湯温が高くなりやすい一番風呂を避ける
  6. 浴槽の湯温が高すぎるとヒートショックの原因になるため、湯温は41度以下で湯につかる時間は
    10分までを目安とする
  7. 浴槽から出るときはゆっくりと立ち上がる

そのほかにも脱水症の防止としてお風呂に入る前に水分をしっかりとっておくことや、かけ湯をして
から湯につかるなどの工夫も大切です。

普段の生活で注意することは必要ですが、お風呂のリフォームにより浴室全体を暖かくできればより
安心です。例えば次のようなリフォームが有効です。

  • 断熱材により浴室全体の冷えを防ぐ
  • 浴室暖房乾燥機の設置
  • 浴室の床を温かみのあるものにする
  • 万が一、浴室でヒートショックの症状が出たときのために、浴室の床を転倒しにくいものにする
  • 万が一、浴槽で症状が出たときに溺水を避けるために、少ないお湯でも入浴できる形状の浴槽を
    選ぶ

ヒートショック対策であれば、どれかひとつを行う部分リフォームよりも、いくつもの機能をまとめて
付加できるお風呂全体のリフォームが理想です。とはいえ、まだ劣化がそれほどでもない場合や、
予算の関係で難しい場合は、優先順位をつけて部分リフォームを行い、少しでも安全なお風呂にして
いきましょう。

直接ヒートショック対策になるものではありませんが、ユニットバスには高齢の人や体に障害がある
人でも入浴しやすいユニバーサルデザインのものがあります。

「浴槽からシャワーへの移動がしやすい」「負担のない姿勢で顔や体が洗える配置」
「ボタンひとつで浴槽のお湯が排水できる」などの工夫がつまったユニットバスです。

入浴そのものの負荷が軽減するお風呂と言えます。ヒートショックやバリアフリー化に興味がある人は、こちらも検討してみてください。

お風呂のリフォームで減税や補助金がもらえる可能性が

住宅性能を高めるリフォームをすることによって固定資産税の減額が受けられたり、補助金が
受け取れたりすることがあります。恩恵は主に「固定資産税の減額」と「リフォーム費用の一部補助」
の2つです。

恩恵1 固定資産税の減額

固定資産税とは住宅や土地に対してかかる税金ですが、リフォームをした年の翌年の固定資産税が
減額される制度があります。対象として「省エネ改修」や「バリアフリー改修」となります。
自治体によって要件は異なるのですが、要件の一例を紹介します。

一般的な省エネ改修の要件

  • 住宅の窓や床、天井、壁などについて所定の断熱改修工事を行うこと
  • 省エネ改修が現行の省エネ基準に適合すること

一般的なバリアフリー改修の要件

  • 建築から10年以上経過した住宅で賃貸住宅ではないこと
  • その家に65歳以上の者、もしくは要介護認定を受けている者がいること

共通要件

  • 自己負担額が50万円超であること
  • 家屋の床面積が一定以上あること(一般的には50平方メートル以上のケースが多い)
  • リフォームを証明する書類をリフォーム完了後から3カ月以内に自治体に提出すること

上記の要件を満たすと固定資産税が3分の1程度にまで減額されます。ただし、一定以上の面積に対して
は減免措置がなくなることが多いです。例えば、省エネ回収であれば「120平方メートルまでの部分の
固定資産税を減免する」というように規定されています。

恩恵2 リフォーム費用の一部補助

所定の要件を満たすとリフォーム金額の一部が補助されます。リフォーム対象には「耐震改修」
「太陽光発電」「浄化槽設置」などさまざまなものがあり、自治体によって対象や要件が異なります。
リフォーム全般が補助金対象となっている場合もありますが、多くは「バリアフリーリフォーム」や
「省エネリフォーム」など、特定のリフォームに対するものです。

お風呂のリフォームであれば、バリアフリー化や断熱性能の高いユニットバスを選ぶことで、
補助金の対象になる可能性が高くなりそうです。また、施工を依頼する業者が「市内の業者でなくては
ならない」といった規定があることも多いです。

補助金は税金から賄われるため要件が厳しい傾向にあります。補助金ありきのリフォームではなく、
自身のリフォームと補助金制度の要件が近ければすり合わせをする、といった気持ちで調べてみること
をおすすめします。

ニーズと予算を明確にして満足度の高いリフォームを

お風呂のリフォームは費用も工法もさまざまです。そのため漠然とリフォームを検討するのではなく、
目的をはっきりさせて臨むのがリフォームを成功させる秘けつです。

例えば「毎日のことだから掃除が楽なものがいい」「滑りにくさや断熱性など安全性が第一」
「そこそこのグレードで予算内に抑えたい」など、優先順位をつけておきます。そのうえで目的を
満たす工法やユニットバスの種類を選んでいけば、内容・予算ともに満足度の高いリフォームが
できるでしょう。

参考:

 

  • 【宮崎本社】
    〒885-0005 宮崎県都城市神之山町1990-1
    [TEL]0986-45-9311 [FAX]0986-45-9317
  • 【鹿児島本社】
    〒892-0841 鹿児島県鹿児島市照国町11-20 4F
    [TEL]099-210-7275 [FAX]099-210-7276
  • 【宮崎営業所】
    〒880-0934 宮崎県宮崎市大坪町倉ノ町4412-2
    [TEL]0985-34-9831 [FAX]0985-34-9832
  • 【日置営業所】
    〒899-2504 鹿児島県日置市伊集院町郡9-1
    [TEL]099-272-7755 [FAX]099-272-7758
  • 【鹿屋出張所】
    〒893-0037 鹿児島県鹿屋市田崎町1169-1
    [TEL]0994-43-3515
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